BASFとフォレスタル社、OASE®技術による先進的e-メタノール製造で提携

2025年4月23日(水)11時0分 Digital PR Platform


BASFとフォレスタル社、OASE®技術による先進的e-メタノール製造で提携



BASFのCO2回収技術OASE®、フォレスタルのe-メタノール製造に活用
フォレスタルのTriskelionプロジェクト、日産156トンのe-メタノールを製造



BASF(本社:ドイツ ルートヴィッヒスハーフェン)とForestal de Atlántico S.A.(フォレスタル・デル・アトランティコ、以下フォレスタル、本社:スペイン ムガルドス)は、二酸化炭素(CO2)回収ソリューションによるe-メタノール(eMeOH)の製造を目的とした早期開示契約(EDA)を締結しました。この戦略的提携により、BASFは燃焼排ガスから効率的にCO2を分離回収する独自のOASE®(オーエイス®)blue技術を、フォレスタルがスペイン・ガリシア州で進める先進的なTriskelionプロジェクトに提供します。本プロジェクトはe-メタノールを1日あたり156トン製造する画期的プロジェクトです。発電タービンの排気ガスから回収したCO2を、再生可能な水素と反応させてe-メタノールに変換するため、持続可能な燃料製造の革新的アプローチを体現しています。


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フォレスタル社によるスペイン・ガリシア州のTriskelionプロジェクトは、BASFのOASE®(オーエイス®)blue技術を用いたe-メタノール製造の先進的な施設

BASFは今回のEDAによって、フォレスタルの外部委託業者が開発する基本設計(FEED)において、必要不可欠な情報を提供できるようになります。一方、フォレスタルはプロジェクトの透明性、理念、技術的・経済的な実現性を評価して、設計を他の外部業者とも共有したうえで建設の競争入札を行うことが可能になります。

BASFはOASE®ポートフォリオを通じて、ガス精製技術の分野で確固たる地位を築いており、その技術は世界の500以上の工場で使用されています。また、BASFはFEED実施に向けた全段階でサポートを提供します。フォレスタルはe-メタノール合成に利用するため、発電タービンの排気ガスからCO2を効率的に分離回収する技術としてOASE® blueを採用しました。

BASFの化学品中間体事業部のOASE® ガス精製事業グローバル ビジネス ディレクターであるトルステン・カッツは次のように述べています。
「今回の提携は、CO2の回収と利用(CCU:Carbon Capture and Utilization)における解決策のニーズに対応し、世界的な排出量削減に向けた大きな一歩となります。フォレスタルとの提携により、当社のOASE® blueを活用してe-メタノールを製造する初プラントの一つとしての基盤を築き、OASE® 技術の革新的かつ持続可能な応用分野に参入します。」

フォレスタルのCEOであるアンドレス・フエンテス氏は次のように述べています。
「当社の製造工程から回収されたCO2を利用することで、燃料製造においてより持続可能な手法を取り入れることになります。BASFとの提携は、当社の能力を強化するだけでなく、特に海運業界におけるサステナブルな燃料の開発に貢献します。」

Triskelionプロジェクトは、BASFのOASE® blue技術を活用したe-メタノールの先駆的な製造施設となります。 e-メタノールは、持続可能なメタノールの供給源であり、回収CO2の有効利用における重要ステップと見なされています。e-メタノールは、国際海運を含む産業輸送のための持続可能な代替燃料となるほか、さまざまな化学合成プロセスの原料としても利用できます。


※この資料はBASF本社(ドイツ)が2025年3月26日に発表した英語のプレスリリースをBASFジャパンが日本語に翻訳・編集したものです。
※リリースの内容および解釈については英語のオリジナルが優先されます。


■Forestal de Atlántico社について
スペインのガリシア州を拠点とし、1987年に設立されたForestal de Atlántico社は、接着剤や樹脂の持続可能な製造、液体バルク貯蔵ターミナル、コージェネレーションプラントでのエネルギー生成、マルポール条約に基づく廃棄物タイプA、B、Cの環境管理、固体バルク港、化学およびエネルギー部門向けの液体バルク物流サービスなど、さまざまな事業を展開しています。当社は200名を超える従業員を擁する多角的な産業コンプレックスであり、283,000 m³の貯蔵能力と50,000 m²の港湾を有しています。また、当社は30年以上にわたり、製造プロセスでも使用している化石燃料ベースのメタノールの供給を手がけています。Triskelionプロジェクトでは、EUイノベーション基金から4900万ユーロの助成金を受けています。詳しい情報は www.tklmethanol.es. をご覧ください。

■OASE®について
ガス精製技術において50年以上の経験を備えるBASFは、天然ガス、合成ガス、燃焼排ガス、バイオガスなど、幅広い用途に向けた効果的なガス精製ソリューションを提供しています。当社の技術は、世界中の約500の設備で採用され、その性能が実証されています。優れたガス精製技術であるOASE®ブランドのもと、さまざまなガス精製技術や使用される溶剤、デジタルプラットフォームであるOASE®connectを含む技術サービスパッケージを提供しています。OASE®製品はバリューチェーンにおけるサステナビリティに大きく貢献するシステムソリューションの一部です。OASE®は、従来の技術に比べてガス精製の効率が非常に高く、資源の保全、省エネルギーによる排出量の削減に大きく貢献します。詳しい情報はhttps://www.oase.basf.com
(英語)https://www.basf.com/jp/ja/products/product-list/intermediates/gas-treatment.html
(日本語) をご覧ください。

■BASFについて
BASF(ビーエーエスエフ)は、ドイツ ルートヴィッヒスハーフェンに本社を置く総合化学会社です。私たちは、持続可能な将来のために化学でいい関係をつくることを企業目的とし、経済的な成功とともに環境保護と社会的責任を追及しています。また、お客様のグリーントランスフォーメーションを可能にする、選ばれる化学会社になるという意欲的な目標を掲げています。全世界で約112,000人の社員を有し、世界中のほぼすべての産業に関わるお客様に貢献しています。ポートフォリオは、コア事業の事業セグメント(ケミカル、マテリアル、インダストリアル・ソリューション、ニュートリション&ケア)、スタンドアローン事業の事業セグメント(サーフェステクノロジー、アグロソリューション)から成ります。2024年のBASFの売上高は653億ユーロでした。BASF株式はフランクフルト証券取引所(BAS)に上場しているほか、米国預託証券(BASFY)として取引されています。BASFの詳しい情報はhttps://www.basf.com/global/en.html
をご覧ください。

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