【アフガニスタン】13,470人に現金・食料配布|就労を禁止され食料危機に直面する女性世帯主の家庭に支援を届けています

2024年4月24日(水)18時16分 PR TIMES

認定NPO法人REALs(リアルズ・Reach Alternatives)(東京都新宿区、理事長瀬谷ルミ子、以下REALs)は、アフガニスタンの首都カブール県で、13,470人(2,195世帯)を対象に5月まで現金・食料配布を行っています。アフガニスタンでは現在深刻な食料危機により、人口の4割近くにあたる1,720万人が食料不足に陥っています。※1 食料価格が高騰するなか、平均で家計の88%が食費に費やされています。※2

就労を制限される女性や紛争や災害から逃れる過程で仕事や財産を失った国内避難民などの世帯は収入がほとんどなく、最低限の食料を賄うことも難しい状況に置かれています。

REALsは食料危機下のアフガニスタンで特に厳しい状況を置かれている2,195世帯(13,470人)を対象に、危機を生き延びるための現金・食料配布支援を行います。

市場は食料を買える状態にあるため支援は基本的に現金で行いますが、家族の面倒を見ている、障がいがあるなど市場で買い物をして購入品を持ち帰ることが難しい世帯には食料現物を配布します。
※1、2 WFP(国連世界食糧計画)

収入の100%を食費に当てても、家族が必要とする食べ物を用意できない
 
アフガニスタンでは現在、人口の4割近くにあたる1,720万人が深刻な食料不足に直面しています。アフガニスタンの社会・経済的な混乱、干ばつや洪水などの自然災害が重なったことで、食料価格は高騰しており、アフガニスタンの家計支出に占める食費の割合は平均88%に上っています。

 そうした状況のなかで、就労を制限された女性、紛争や災害からの避難の過程で仕事や財産を失った国内避難民の世帯は、収入がほとんどなく、最低限の食料を得ることも難しい状況に置かれています。

 支援対象者の選定のためREALsが行った調査では、支援対象となる世帯の平均月収は約2,500アフガニ(約5,100円)でした。一方、アフガニスタン食料安全・農業クラスターが発表している7人家族が十分な栄養を摂るために必要な1ヶ月分の小麦(89kg)は約3,100アフガニ(約6,200円)であり、収入を100%食費に当てたとしても十分な主食すら用意できない状況です。


13,470人(2,195世帯)に現金・食料配布を届ける
 
上記を受けて、REALsは13,470人(2,195世帯)に現金・食料配布を実施します。深刻な食料危機のなか、就労を制限された女性が世帯主の家庭が収入を得る手段は限られており、十分な食料を得ることが難しい状況です。REALsは特に厳しい状況に置かれた女性世帯主の家庭、また国内避難民や障がい者の世帯などに焦点をあてた支援を行います。

 支援活動を実施する地域の市場では現在食べ物は買える状況であり、基本的には現金での配布を行います。子どもを育てている、障がいがあるなど市場に買い物に行って購入品を持ち帰ることが難しい世帯には食料現物を支給します。

 経済的、社会的な混乱や災害、国際情勢の変動が「食べものも買えない」という状況になって人々 に振りかかるなか、危機を乗り越え命と生活をつないでいけるように、活動を行っていきます。

本事業はジャパン・プラットフォーム(JPF)の助成とREALsへのご寄付により実施いたします。


認定NPO法人REALs (Reach Alternatives)
[画像: https://prtimes.jp/i/6416/85/resize/d6416-85-338c2249294df8336df8-0.png ]

REALsは争い予防に取り組む認定NPO法人です。現在は、アフガニスタン、シリア、トルコ、南スーダン、ソマリア、ケニアで活動しています。
REALsは紛争やテロなどの争いを防ぎ、人と人が共存できる社会の実現を目指しています。
争いの当事者となった人たちが、主体的に問題の予防や解決に取り組んでいけるように、REALsは現地での人材育成や争い予防のしくみづくり、社会のネットワーク構築などを行っています。
(ウェブサイト:https://reals.org)

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