私学でのAI×探究学習の推進を目指して-(一社)まなびぱれっと代表理事が日本私立小学校連合会主催の第68回全国教員夏季研修会の研修を担当
2025年5月1日(木)11時17分 PR TIMES
2024年8月 東京都新宿区市ヶ谷にて、全国の私学間での教科ごとの実践の共有を図るべく、第68回全国教員夏季研修会が実施され、メディア教育部門において一般社団法人まなびぱれっと代表理事の小泉が研修講師を務めた。3日間に渡って行われた分科会には、全国の私学関係者約50名以上が参加をし、AIを活用した探究学習の構築について理論から深める場を設計した。
日本私立小学校連合会について
1941年12月 私立小学校における教員間の資質向上のための研修・研究事業の実施を目的とし結成された。現在、日本の市立小学校で学ぶ児童は全体の約1%ほどだが、全ての学校に通う子どもたちにより良い教育の提供を図るため、北海道から沖縄までの194校が加盟をし、研修会や交流会を行っている。
2024年8月に実施された第68回全国教員夏季研修会には、全15教科(国語、社会、算数、理科、音楽、図工、体育、学校保健、学級経営、メディア教育、学校図書館、外国語、家庭科、生活・総合、学校劇)の分科会に1,000名以上の教員が参加をし、議論を深めた。
・日本私立小学校連合会
https://www.nichishishoren.com/index.html
・第68回 令和6年度日本私立小学校連合会全国教員夏季研修会
https://apesk.jp/news/14840/
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学習者視点での探究学習実践から見えたAIを使った探究学習の可能性
2024年8月 日本私立小学校連盟会主催で行われた第68回 全国教員夏季研修会にて、一般社団法人まなびぱれっと代表理事の小泉が、メディア部会での「AIを使用した学習者視点での探究学習」についての研修を3日間、計50名以上の私立小学校教員に対して実施した。
研修では、学習者視点として探究学習を捉え直し、小学校教育の段階での探究学習の立ち位置までを学習者を中心に据えながら、各々の視点で実践ベースで価値づけを行った。教員自身が学習者視点で行う探究学習には「プロ野球選手×動物占い」や「高校生における下校中の寄り道について」などのテーマが上がり、実際に通学路を歩くといったフィールドワークにまで発展する研修構成となった。
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DAY1 「探究学習とは?〜理論と問い作り〜」では、そもそも探究学習とは何か説明をした後に、高校段階での探究学習を示した上で小学校段階における探究学習に求められていることを考えた。その後、先生方に自分の興味関心を深ぼるワークを学習者になって行い、それぞれのグループでテーマの方向性を決めた。また、生成AIがあるこれからの社会において求められる力や、AIと探究学習の相性の良さを話して、実際にAIにも触れた。
DAY2「探究学習を学習者として体感する〜学び手から探究学習を捉え直す〜」では、それぞれ決めたテーマを元に問いを作り、実際に仮説を立てて、検証、考察、まとめまでやった。実際に探究学習を学習者として活動する中で、これまで見えてこなかった多くの気づきが生まれていた。探究学習は何度も行き来するということや、回り道が結果的に近道になったことなど学びが多く。教育者は無意識に子どもに大き過ぎる負担をかけていることに無自覚だ。自分の日頃の指導に目を向けられたことも大きな価値だったと思う。また、AIを活用することで、作業時間が短縮されることや壁打ち相手としての有用性を感じた。
DAY3 「探究学習として価値づけ〜実践を現在地を知る〜」では、これまでのプロセスを経て、小学校段階ではどこまで求め、どの力を重点的に育んでいくのか、どの部分を学習者中心にして、教師中心にするのか考えた。その後、それぞれの先生の素晴らしい実践を発表して頂き、それぞれの視点で価値づけしながら、自分は何を大事にしてきたのか言葉にした。
■一般社団法人まなびぱれっと・代表理事コメント
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/117160/26/117160-26-08148eacdd359ace3ddd4c80972bf6ff-584x584.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]小泉志信(こいずみしのぶ)神奈川県鎌倉市教育委員会兼一般社団法人まなびぱれっと代表理事
1996年生まれ。東京学芸大学教職大学院卒。教職1年目に起業、一般社団法人まなびぱれっとを運営しながら教育現場に立ち、2024年4月より鎌倉市教育委員会勤務。教員1年目に寄り添う「はじめてのせんせい」プロジェクトやイベント等を通して、教員と教員以外の人が混ざり合う未来の実現に向け邁進中。2023年に板橋区板橋第十小学校で実践した「1000人の大人と出会い人生設計を考える探究学習」が注目を集める。
【学習者視点になることで学習の可能性が膨れ上がる】
はじめに、本研修を実施するにあたり、ご縁をいただいた田中先生をはじめとする日本私立小学校連合会メディア部会の皆さまに心より感謝申し上げます。
3日間を通じ、子どもと関わる教員自身が「学び続ける」という姿勢を持つことで、視点が教員だけではなくなり、結果的に学びの可能性が膨れ上がるという事実に改めて気付くことができました。特に「生成AI×探究学習」については、多くの可能性を感じていただけたのではないかと思います。
小学校段階における探究学習の理論から立ち戻り、学習者から学びを出発させるために自身が学び手となることの価値高さを強く感じる時間となりました。
今後も探求学習、そして先生の可能性を最大化できるよう、現場にある価値を明確にしながら理論tと実践をもとに活動を続けてまいります。
■一般社団法人まなびぱれっと
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/117160/26/117160-26-bba65906802ad6e281a81713823c7763-1170x1081.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]まなびぱれっとは、『「せんせい」と「みんな」が安心して混ざり合う未来を。』をモットーに教員とそれ以外の人が当たり前のように交流している未来のために活動している一般社団法人です。主に、教員とそれ以外の人が交流する場である「オンラインサロン」、1年目の教員の伴走を行う「1年目プロジェクト」を実施しております。また、プログラムの一環として、大学生が挑戦をカタチにするオフラインのコミュニティプロジェクト「ねすと」を実施しております。
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