参加者募集 日本の多重な文化・文脈を掛け合わたアート表現を、世界へ発信するプロジェクト
2025年5月1日(木)11時47分 PR TIMES
募集期間
・マッチングセッション参加希望の場合:〜2025年5月14日(水)23:59・マッチングセッション不要の場合 :〜2025年5月23日(金)23:59
日本らしい文化・文脈をかけ合わせたアウトプットを生み出すため、アーティストと企業/団体が制作に一緒に取り組むプログラムです。パートナーのマッチングを希望する個人・団体は申込期間等に違いがあるのでご留意ください。※応募に関する詳細なスケジュールや要件は、公募要項に記載しております。公募要項・公募説明会アーカイブ動画はNotionサイト https://www.art-x-japan.com/(https://www.art-x-japan.com/) をご覧ください。
■海外市場へでの需要を創出する表現を支援育成。
株式会社アブストラクトエンジンは経済産業省とともに、企業や地域産業が有する文化的資源(プロダクト・技術・知恵・場所等)とかけ合わせて制作したアート作品等を通じて、海外市場での需要を創出するアーティストを核としたチーム・企業・団体の創出する表現を生み出す “クリエイター・エンタメスタートアップの発掘・創出プログラム「ART X JAPAN CONTEXT」(※呼称 アートバイ)”を、2025年7月下旬〜2026年3月15日にわたって実施します。それに伴い、本プログラムに参加する企業・団体、個人を募集しています。本事業では、制作パートナーのマッチングや、クリエイティブ、デザイン、ビジネスなど他分野のトッププレイヤーによる「海外からの評価につながる日本らしさ」とその「多重な文化・文脈」を学ぶレクチャーやメンタリングなどのコンテンツを提供。海外市場での需要を創出表現の制作を広く支援することで、アート領域で次代を担い、世界に通用するクリエイター・スタートアップを創出します。
誰もがグローバルなデジタル空間に瞬時にアクセスすることが可能になり、無数の表現が交差する現代において、表現者には内なる資源を見つめ直し、独自の表現を確立することが必要です。
この状況をもとに生まれた、日本の多重な文化・文脈を掛け合わたアート表現を世界へ発信する発掘・創出プログラム「ART X JAPAN CONTEXT」の参加者を募集します。ぜひご参加ください。
ご参加いただきたい方
- アーティスト 企業・チーム・個人等(メディアアート・立体などジャンルは問わない)
- 文化的資源(プロダクト・技術・知恵・場所等)を持つ企業/地域産業(工芸産地などの地域全体でものづくりしている団体等)
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/15546/36/15546-36-6e3289cdad12d9e4a2d8062b5f170e85-760x960.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]Photo. Muryo Homma (Rhizomatiks)日本のアートは様々な時代・文化圏で評価を受けてきました。
それは、極東の地である日本に様々な文化や手法・哲学が蓄積し、アートという実験的でもあり、個の美しさへの探求であり、日本だからこそ見える視点の表現となったからだと思います。
インターネットが地球を小さくする今、アートはこれまで以上にその領域を拡張していると強く感じます。
これまでの直感的に外へ出ていく力から、なぜ今?なぜ日本で?と、内に秘めた力・資源を更に見つめ、独自の表現を獲得した上で世界へと発信する試みが、アートにも求められるようになっていると感じます。
世界から日本のクラフトや地層・文化への関心が今まで以上に高まる中、アートという広く・深い視点を持った表現を、日本の様々な資源とかけ合わせる試みを本事業では行いたいと思います。それは、アートという力を地域や産業・経済にも直接的につなぐ実験的な試みでもあります。
本事業で新たに出会う可能性が、これからのアート・クリエイティブ・クラフトの様々な分野に確実に根付くことを期待して。みなさんと一緒にその地平を開きたいと思います。
統括プロデューサー/ クリエイティブ・ディレクター 齋藤 精一
■制作パートナーとのマッチング、制作費(上限500万円)、レクチャー、メンタリング、発表の場など作品制作のための5つのサポート
今回行う支援育成プログラム「ART X JAPAN CONTEXT」は、株式会社アブストラクトエンジンが持つ国内外でのライブパフォーマンスやインスタレーションの実績、そしてネットワークをもとに、若手クリエイターとの作品制作と発表の場を創出し、その過程を多様な視点でサポートします。1:制作パートナーのマッチングセッション
アートと地域や素材、クラフト・工芸等とかけ合わせたプロジェクトチームをマッチングします。
*マッチングは希望制です。一団体内で、文化・文脈との掛け合わせを実現する体制を構築できる場合はマッチングセッションへの参加は不要です。
2:海外市場での需要を創出する作品制作のためのレクチャー
アート、クリエイティブ、デザインなど多分野のトッププレイヤーから学ぶコンテンツを提供します。
3:作品制作のメンタリング
定期的なガイダンスとフィードバックによって、海外市場での需要を創出するためのアート表現の制作をサポートします。
4:作品展示会の開催支援
国内のアートイベントの開催に併せて、チームで制作した作品の発表の場を用意します。
国内外のアート関係者、メディア等を招致することで今後のグローバルマーケットでの活躍を後押しします。
5:制作費等の支援
採択されたチームに対して、補助率二分の一、上限額500万円までの予算補助を行います。
ただし、予算補助の申請主体は、アーティスト(企業・団体、個人)に限ります。
▪️「ART X JAPAN CONTEXT」による表現者サポートの背景
「ART X JAPAN CONTEXT」は、経済産業省による「クリエイター・エンタメスタートアップ創出事業」を活用したアート領域でのクリエイター・エンタメスタートアップ創出プログラムです。これは、アートに関連する産業において、高品質な作品を生み出し、海外展開を目指す、新たなアーティストやスタートアップの事業化が、日本の将来の産業競争力において重要であるという経済産業省の考えのもと運営されるものです。アーティストやスタートアップが高品質な作品を制作し、「事業化」や海外展開を目指す活動に対して、制作費等の支援、制作や事業化の伴走支援等の費用を助成します。この助成事業により、高品質な作品等を生み出し、海外で評価を得るアーティストやスタートアップの創出と、日本の産業競争力の強化につなげることを目的としています。実施概要
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/15546/36/15546-36-b7b088a0e89b3b712f10d8027f299b3a-575x232.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
「ART X JAPAN CONTEXT」
https://www.art-x-japan.com/ (https://www.art-x-japan.com/)
募集期間
・マッチングセッション参加希望の場合:〜2025年5月14日(水)23:59
・マッチングセッション不要の場合 :〜2025年5月23日(金)23:59
統括プロデューサー/クリエイティブ・ディレクター:齋藤精一
メンター:齋藤精一(アブストラクトエンジン/パノラマティクス)
石橋 素(アブストラクトエンジン/ライゾマティクス)
倉本 仁(JIN KURAMOTO STUDIO)
中村 寛(アトリエ・アンソロポロジー)
倉森京子(NHKエデュケーショナル)
青木 彬(インディペンデント・キュレーター)
経済産業省 令和6年度補正クリエイター・エンタメスタートアップ創出事業(アート分野)
※講師の発表等、追加情報は随時更新いたします。
お問い合わせ:contact@art-x-japan.com
▪️統括プロデューサー/クリエイティブ・ディレクター/メンター紹介
齋藤 精一
Panoramatiks主宰/株式会社アブストラクトエンジン代表取締役/クリエイティブディレクター
1975年 神奈川県伊勢原市生まれ。建築デザインをコロンビア大学建築学科(MSAAD)で学ぶ。2006年に株式会社ライゾマティクス(現:株式会社アブストラクトエンジン)を設立。社内アーキテクチャ部門を率いた後、2020年に「CREATIVE ACTION」をテーマに、行政や企業、個人を繋ぎ、地域デザイン、観光、DXなど分野横断的に携わりながら課題解決に向けて企画から実装まで手がける「パノラマティクス」を結成。
2023年よりグッドデザイン賞審査委員長。2023年D&AD賞デジタルデザイン部門審査部門長。2025年大阪・関西万博EXPO共創プログラムディレクター。
石橋 素
Rhizomatiks主宰/エンジニア/アーティスト
東京工業大学制御システム工学科、国際情報科学芸術アカデミー[IAMAS]卒業。2011年よりライゾマティクスを共同主宰。デバイス、ハードウェア制作を主軸にアートパフォーマンス、ライブエンターテイメント、インスタレーションなど、多領域にわたり活動。アンリアレイジ、ドルチェアンドガッバーナなどのファッションブランドとの協業や、Perfumeとのドローンや4輪オムニ台車などの独自デバイスを用いた演出開発などを行う。アルスエレクトロニカ、カンヌライオンズ 国際クリエイティビティ・フェスティバル チタニウムグランプリ、文化庁メディア芸術祭大賞など受賞。
倉本 仁
JIN KURAMOTO STUDIO代表/プロダクトデザイナー
1976年兵庫県生まれ。1999年金沢美術工芸大学工業デザイン専攻卒業。国内大手家電メーカーにて工業デザイナーとして勤務の後、2008年に東京目黒に『JIN KURAMOTO STUDIO』を開設。プロジェクトのコンセプトやストーリーを明快な造形表現で伝えるアプローチで家具、家電製品、アイウェアから自動車まで多彩なジャンルのデザイン開発に携わる。素材や材料を直に触りながら機能や構造の試行錯誤を繰り返す実践的な開発プロセスを重視し、プロトタイピングが行われている自身の”スタジオ”は常にインスピレーションと発見に溢れている。
iF Design Award、グッドデザイン賞、Red Dot Design Awardなど受賞多数。金沢美術工芸大学客員教授、武蔵野美術大学非常勤講師、東京藝術大学非常勤講師。JAPAN CREATIVE 理事。2023年よりグッドデザイン賞審査副委員長。
中村 寛
文化人類学者/デザイン人類学者
多摩美術大学リベラルアーツセンター/大学院教授。アトリエ・アンソロポロジー合同会社代表。
「周縁」における暴力、社会的痛苦、反暴力の文化表現、脱暴力のソーシャル・デザインなどの研究テーマに取り組む一方、人類学に基づくデザインファーム《アトリエ・アンソロポロジー》を立ちあげ、様々な企業、デザイナー、経営者と社会実装を行う。KESIKI Inc.にてmateとしてInsight Designを担当。2020年からグッドデザイン賞外部クリティーク。2023年からグッドデザイン賞フォーカスイシュー・リサーチャー。美術と循環型社会の組み合わせによって価値の刷新を目指す多摩美術大学サーキュラー・オフィスのプロジェクト・リード。多摩美術大学のオンラインプラットホームTama Design Universityでは、デザイン人類学部門(Division of Design Anthropology)をリード。著書に『アメリカの〈周縁〉をあるく——旅する人類学』(平凡社、2021)、『残響のハーレム——ストリートに生きるムスリムたちの声』(共和国、2015)。編著に『芸術の授業——Behind Creativity』(弘文堂、2016年)。訳書に『アップタウン・キッズ——ニューヨーク・ハーレムの公営団地とストリート文化』(テリー・ウィリアムズ&ウィリアム・コーンブルム著、大月書店、2010)。
倉森 京子
株式会社NHKエデュケーショナルコンテンツ制作開発センター 美術教養グループチーフ・プロデューサー
1987年NHK入局。ディレクターとして岡山放送局に赴任。その後、社会情報番組部を経て、1996年からはNHKおよびNHKエデュケーショナルで「日曜美術館」を中心に美術番組を担当。美術やデザインに関する番組や、番組から展開するイベントを開発する。制作した主な番組に、NHKスペシャル「桂離宮」。4K番組「三宅一生 デザインのココチ」「ビューティフル・スローライフ」。8K番組「ルーブル美術館」「オルセー美術館」「国宝へようこそ」。シリーズ番組として「テクネ 映像の教室」「びじゅチューン!」「やまと尼寺 精進日記」「TAROMAN 岡本太郎式特撮活劇」など。2020年より、番組と展覧会を両輪として進めるプロジェクト「デザインミュージアムジャパン」に携わる。一般社団法人Design-DESIGN MUSEUM代表理事。女子美術大学特別招聘教授。国立新美術館評議員。
青木 彬
インディペンデント・キュレーター/社会福祉士
1989年東京都生まれ。京都市在住。首都大学東京インダストリアルアートコース卒業。一般社団法人藝とディレクター。アートを「よりよく生きるための術」と捉え、アーティストや企業、自治体と協働して様々なアートプロジェクトを企画している。近年は社会福祉とアートの繋がりに関心を持ち、特にセツルメント運動を手がかりに地域福祉における創造的実践を調査している。
これまでの主な活動に「SENSE ISLAND/LAND|感覚の島と感覚の地 2024」ゲストキュレーター(横須賀市,2024)、「三島満願芸術祭2024」ゲストキュレーター(三島市,2024)、まちを学びの場に見立てる「ファンタジア!ファンタジア!─生き方がかたちになったまち─」ディレクター(墨田区,2018〜)などがある。出版物に『素が出るワークショップ』(学芸出版)編著、『幻肢痛日記』(河出書房新社)著。
Abstract Engineについて
株式会社アブストラクトエンジンは、2020年に旧社名である株式会社ライゾマティクスから社名を変更。2006年、前身のライゾマティクスの設立以来、アート、広告、エンターテイメントの分野で先進的な表現を追求している。新社名「アブストラクトエンジン」の由来は、フーコーやドゥルーズ、ガタリが引用した「抽象機械」の概念から着想。現代において、社会の動力として機能することを目指し、実証実験と社会実装を推進する。
https://abstractengine.ltd/