都市の未来を支えるテクノロジー基盤を共創
2025年5月8日(木)17時47分 PR TIMES
KDDIアジャイル開発センター株式会社(以下、KAG)は、2025年3月27日にまちびらきを迎えた「TAKANAWA GATEWAY CITY」において、KDDI株式会社が提供するWAKONX SmartCity(https://biz.kddi.com/wakonx/#featured)ソリューション(以下、 本ソリューション)の中核を成す都市OS、データダッシュボード、まちアプリをもとに実現した、「TAKANAWA GATEWAY URBAN OS」「TAKANAWA GATEWAY CITYアプリ」「TAKANAWA GATEWAY DASHBOARD」の3プロダクトの開発を行いました。
本ソリューションは、街の設備・人流などの都市データと、KDDIのauデータを統合・分析する都市OSを基盤に、柔軟な都市運営と生活者起点のサービスを実現するものです。KAGは「TAKANAWA GATEWAY URBAN OS」「TAKANAWA GATEWAY CITYアプリ」「TAKANAWA GATEWAY DASHBOARD」の各プロダクトごとに専任チームを編成し、エンジニア・POリード・スクラムマスターが参画。マルチクラウド環境を採用しつつ、エッジコンピューティングを考慮したアーキテクチャの設計・実装、アジャイル開発の推進、API連携やデータ統合の実装 を通じて技術基盤の開発を推進しました。
また、リアルタイムデータの蓄積と活用、個別最適な情報提供、未来の都市状態を可視化するシミュレーション機能まで、都市OSを中心としたデータ連携構造の設計・開発を一貫して担当・推進しています。
この取り組みはKDDI株式会社および東日本旅客鉄道株式会社(JR東日本)を中心に、100年先を見据えた“心豊かなくらし”の実現を掲げる都市開発構想の一環であり、私たちはその構想をテクノロジー面から支えるパートナーとして参画しました。
[画像: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/115171/25/115171-25-401ed3d2d5f59a7601f8239d7e11944a-800x449.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]イメージ図
■ 各種サービスの連携を支える“都市OS”の実現
「TAKANAWA GATEWAY URBAN OS」は、都市データ、auデータ、パートナー企業データなど多様なデータを蓄積・分析し、他プロダクトと連携して最適な都市体験や街の持続的な発展を支えるための都市OSです。当社チームは、マルチクラウド環境(AWS・Google Cloud・KCPS )を活用したアーキテクチャ設計・開発を担当。さらに、モビリティ、防災、商業、エネルギーなどの都市インフラと接続するAPI群を構築し、多くのシステム間連携を可能にしました。
■ 街の“今”と“未来”を可視化するダッシュボード
「TAKANAWA GATEWAY DASHBOARD」では、街に設置されたIoTセンサやカメラのデータをもとに人流解析・混雑予測などのシミュレーションや計画、実績集計の流れを構築しました。当社はこの可視化インターフェースにおいて、イベント計画支援や防災計画を策定にも対応し、リアルタイム×予測のデジタルツイン基盤として都市運営に貢献しています。
■ ユーザーの街体験を変える“まちアプリ”
「TAKANAWA GATEWAY CITYアプリ」は、街を訪れる人々に対してパーソナライズされた情報提供を行うスマートシティアプリです。Suicaとの連携や生成AIによるコンテンツの自動生成などを通じ、ユーザー一人ひとりに最適化された情報を届けるサービスを実現しています。
詳細はKDDIからのプレスリリースも併せてご参照ください。
https://newsroom.kddi.com/news/detail/kddi_nr-509_3785.html
■ 開発体制と技術スタンス
本プロジェクトにおけるKAGの貢献は、単なる開発リソース提供に留まらず、開発初期からのチーム組成、要求整理、技術設計、実装、リリース後の運用・改善までを一貫してリードした点にあります。特に、以下のような技術的ケイパビリティが評価されています。
- マルチクラウド環境(AWS/GCP/KCPS)における最適構成の提案・実装
- エッジコンピューティングを前提とした都市向けシステム設計
- 複数都市サービスをまたぐAPI/データ統合基盤の開発
- 生成AIやFLYWHEEL社のデータ活用プラットフォーム「Conata」のサービス連携における導入支援
- スクラムによる柔軟なチーム体制とPO連携によるアジャイル開発推進
KAGは今後も、都市・交通・モビリティ領域におけるデジタル基盤開発の支援を通じて、より良い社会の実現に貢献してまいります。プロジェクトに関する詳細や開発支援のご相談は、下記までお気軽にお問い合わせください。
KDDIアジャイル開発センター
主な事業内容:アジャイル開発事業及び保守事業設立年月日:2022年5月12日
本店所在地:東京都港区虎ノ門一丁目17番1号
代表取締役社長 / CEO:木暮 圭一
コーポレートサイト:https://kddi-agile.com
サービスサイト:https://service.kddi-agile.com/