「ニンテンドースイッチ2」が業績押し上げ…任天堂、26年3月期の売上高63%増の見通し
2025年5月8日(木)16時28分 読売新聞
任天堂が新発売するゲーム機「ニンテンドースイッチ2」
任天堂が8日発表した2026年3月期の連結業績予想は、売上高が前期比63・1%増の1兆9000億円、最終利益が7・6%増の3000億円を見込んだ。6月5日に発売予定の家庭用新型ゲーム機「ニンテンドースイッチ2」の押し上げ効果を織り込んだ。
本業のもうけを示す営業利益は13・3%増の3200億円と予想した。スイッチ2は、現行の「ニンテンドースイッチ」の後継機種で、処理速度の向上や画面を大型化するなどした。26年3月までのスイッチ2の販売台数は1500万台となる見通しで、人気の「マリオカート」の新作など対象ソフトの販売本数は4500万本を見込んだ。
一方、25年3月期連結決算は、売上高が前期比30・3%減の1兆1649億円、最終利益は43・2%減の2788億円だった。スイッチ2の発売を控え、現行機種や関連ソフトの販売が減速したことが影響した。