パナソニックHD1万人削減…全従業員の5%弱、間接部門をスリム化
2025年5月9日(金)17時34分 読売新聞
パナソニックホールディングス本社(2022年11月、大阪府門真市で)
パナソニックホールディングス(HD)は9日、希望退職の募集などで、1万人規模の人員削減を実施すると発表した。2027年3月期までに行う。総務や人事などの間接部門の肥大化が業績の伸び悩みの一因となっており、スリム化を図る。
連結子会社と関連会社の従業員を対象に、国内約5000人、海外約5000人の削減を想定している。パナソニックHDの25年3月期の連結従業員数は20万7548人で、全体の5%弱に相当する。
人員削減のほか、家電などを手がけるパナソニックの分割・再編や、不採算事業からの撤退、拠点の統廃合などを進め、29年3月期までに利益面で3000億円以上の改善を図る。