東京医科大学らとの共同研究レポート 週平均6~7時間の睡眠が減量効果を最大化

2024年5月13日(月)16時16分 PR TIMES

〜年代別に減量に適した睡眠時間を実証。RIZAP・chocoZAPプログラムにも反映へ〜

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 RIZAPグループ株式会社(代表取締役社長 瀬戸 健、本社:東京都新宿区)の連結子会社であるRIZAP株式会社(以下、「RIZAP」)は、志村哲祥医師(東京医科大学/スタンダード大学)・日野展子(東京医科大学)・株式会社こどもみらい(代表取締役 赤塚優作、本社:東京都北区)らの研究グループと「睡眠時間がダイエット効果に与える影響の分析」に関する共同研究を行い、その結果をパシフィコ横浜で行われた日本睡眠学会第45回定期学術集会・第30回日本時間生物学会学術大会 合同大会(2023年9月)にて、ポスター発表を行いました。
 本研究では、週平均6〜7時間の睡眠時間が運動・食事指導プログラムにおける減量効果を最大化し、睡眠時間が過少でも過大でもその効果が損なわれること、また50歳以下では睡眠不足と睡眠過多の両方、51歳以上では睡眠過多が特に効果を減弱させるという結果が得られました。この研究結果をRIZAPのプログラムにも反映します。またchocoZAPにおいてはアプリのAIトレーナーに本結果を踏まえたアルゴリズムを実装し、より一層パーソナライズしたサービスを実現してまいります。

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■共同研究の背景
 睡眠時間と肥満との関係については複数の既存研究があり、短時間睡眠は肥満のリスクとなることや、睡眠時間とウエスト周囲径には有意な負の関係があること等が知られています。しかしながら、肥満である者の肥満を改善しようとする場合に、睡眠時間が有意な因子となるかどうかについては知見が得られておりませんでした。
 そこで、睡眠医学を専門領域とする志村哲祥医師(東京医科大学/スタンフォード大学)、データサイエンティスト・経済統計学博士である杉浦航(株式会社こどもみらい・ヒューストン大学)らとの研究グループ※1により、RIZAPの運動・食事指導のプログラムに参加した者における、睡眠時間と体重・体脂肪量の関連について研究を行いました。
※1 研究グループメンバー:志村哲祥(東京医科大学/スタンフォード大学,株式会社こどもみらい)、日野展子(東京医科大学精神医学分野)、杉浦航(株式会社こどもみらい,ヒューストン大学)、三邉佳意(東京医科大学精神医学分野)、瀬戸健・柳井美穂(RIZAP株式会社)、井上猛(東京医科大学精神医学分野)

■研究方法
 2015年から2018年までに、週2回50分の運動指導(レジスタンストレーニング)と食事指導を受け、プログラム期間中に起床・就寝時刻についても記録した18,363名のデータを対象に分析を行いました。そのうち、体重を1回以下しか記録していない等の無効回答を除外し、残りの13,758名(74.9%)について、睡眠時間と体重・体脂肪の減少効果との関連を分析しました。本研究は東京医科大学医学倫理審査委員会の了承を得て、RIZAPから匿名化データを提供して実施しました。

■研究結果
<サマリー>
1.全体:週平均6〜7時間の睡眠が減量効果を最大化
2.50歳以下:睡眠不足・睡眠過多の両方、特に5時間未満および8時間超の睡眠時間は減量効果を損なう
3.51歳以上:睡眠過多、特に7〜8時間以上の睡眠時間は減量効果を損なう

<詳細>
 全体では週平均6〜7時間の睡眠時間が運動・食事指導プログラムにおける体重・体脂肪減少効果を最大化し、過少でも過大でもその減少効果が損なわれていました。
 さらに、睡眠時間との反応性には年齢差があることが分かりました。目的変数を体重・体脂肪率の増減幅、説明変数を睡眠時間とし、年齢や性別、プログラム参加期間、そして摂取熱量(カロリー)を調整した回帰分析(カテゴリ回帰)では、50歳以下では睡眠不足と睡眠過多が、51歳以上では睡眠過多が、効果を減弱させる有意な要因であることが示されました。特に50歳以下における5時間未満の場合と、51歳以上における7〜8時間以上の場合では有意に体重・体脂肪減少効果を損なってしまうことが明らかになりました。 これらの影響はプログラム参加期間や摂取熱量(カロリー)を調整した上でもなお有意でした。

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  凡例 ー:体重・BMI増減率(左軸)  ー:脂肪増減率(右軸)

■結論
 既存研究では、短時間睡眠による血清グレリンの上昇、レプチンの減少、コルチゾールの上昇、インスリン抵抗性の増大、あるいは長時間睡眠による座位行動の増大などが示されており、いずれも肥満改善に対する抵抗性を生じうることとして知られています。他方で本研究は、短時間睡眠だけに着目したものではなく、睡眠時間の過少あるいは過大にも着目しており、肥満の改善に対してこれらが悪影響を及ぼすことが示されました。

■研究結果を踏まえたRIZAPおよびchocoZAPサービスの進化
 減量時には6〜7時間が効果的な睡眠時間であること、かつ50歳を境に効果的な睡眠時間が変動するという結果を、RIZAPおよびchocoZAPのプログラムの進化に役立ててまいります。
 chocoZAPでは、本結果を踏まえたアルゴリズムをアプリのAIトレーナー等に実装することで、お客様の年齢や目指したいお体に応じてパーソナライズした、より効果的なリコメンデーションを実現させてまいります。


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■chocoZAPについて
https://chocozap.jp/
〇コンセプト:「簡単」、「便利」、「楽しい」
〇店舗数:1,383店舗※2
〇利用料金:月額3,278円(税込)
〇特徴:2022年7月にスタートした「chocoZAP」は、「1日5分のちょいトレ・健康習慣プログラム」の開発や、運動のみにとどまらず「美容」「ライフスタイル」「エンターテイメント」など様々な分野のサービス展開を行っており、全国で1,383店舗※2、会員数は112.4万人※3を突破し、国内フィットネスジム会員数日本一※4を達成しています。「日本中のあらゆる人の声に寄り添い、健康で活力に溢れた社会にコミットし続けることができるサービスをご提供する」ことを目標に、より幅広いお客さまにとって身近な存在として、毎日の生活の中で健康増進に貢献するインフラ的な存在になっていくことを目指しています。
※2) 2024年3月末時点 ※3) 2024年2月14日時点 ※4) 2023年8月15日RIZAP株式会社調べ



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■会社概要
RIZAPグループ株式会社
https://www.rizapgroup.com/



所在地:〒160-0023 東京都新宿区西新宿 8-17-1 住友不動産新宿グランドタワー36階
設立日:2003年4月10日
資本金:192億44万円 (2023年3月現在)
代表取締役社長:瀬戸 健
事業内容:当社グループの中長期経営戦略の立案・遂行、グループ各社の事業戦略実行支援・事業活動の管理

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