ココイチはもはや高級カレー?「トッピング付き1500円超え」でも大繁盛のワケ

2024年5月14日(火)11時0分 ダイヤモンドオンライン

ココイチはもはや高級カレー?「トッピング付き1500円超え」でも大繁盛のワケ

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Photo:JIJI

カレーハウスCoCo壱番屋で働く22歳のアルバイトが、ココイチのフランチャイズ店を25店舗経営する「スカイスクレイパー」の新社長に抜擢され、大きな反響を呼んでいる。決して「安い」とは言えないココイチだが、なぜここまで繁盛しているのか? ココイチに息づく店舗経営のキモをお伝えしたい。(イトモス研究所所長 小倉健一)

インドにも上陸したココイチ

 ココイチは名古屋で創業されたカレーチェーンで、「カレーレストランチェーン店舗数世界一」のギネス記録(2013年)を持つ。

 2020年にはカレーの本場「インド」にも上陸。ココイチを経営する「壱番屋」の浜島俊哉会長は「彼らは朝・昼・晩・おやつと1日4回カレーを食べるのだから、そこに1回くらい日本のカレーがあってもいい」(東洋経済 2016年1月30日号)と話している。

「CoCo壱番屋」という社名には、創業者である宗次徳二氏と妻の直美氏の「ここが一番や!」という思いが込められている。高級ブランド「シャネル」の創業者ココ・シャネルの洗練されたイメージにもあやかったという。

 言わずと知れたフランチャイズチェーンであるが、際立った特徴は「本部にロイヤルティを支払う必要がない」という点だ。

 一般的にフランチャイズは、本部にロイヤルティを支払って店舗の営業許可を得ている。しかし、ココイチではオーナーが「カレーハウスCoCo壱番屋」の看板を無料で使い、その店で儲けた利益はすべてお店の収入にすることができる。

 これは「ブルームシステム」と呼ばれる仕組みで、ココイチはカレーソースなど使用する食材、機材などの原価にマージンを乗せて店舗に売る(卸す、に近い)ことで利益を得ているのだ。


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