水素エンジン開発の i Labo、「水素エンジントラック実証走行」出発式を開催

2023年11月6日(月)18時46分 PR TIMES

水素エンジン搭載トラックの開発と普及によって産業領域における脱炭素化の早期実現を目指す

環境省 水素内燃機関活用による重量車等脱炭素化実証事業
「水素エンジントラック実証走行」出発式に関するお知らせ

水素エンジン開発と普及によって産業領域における脱炭素化の早期実現を目指すi Labo株式会社(本社:東京都中央区銀座六丁目13番9号、代表取締役:太田修裕、以下「i Labo」)は、水素エンジンの普及による脱炭素社会の早期実現に向けて進めるべく、既存ディーゼルエンジン重量車を水素エンジン車に改造し、その実用性と環境性・経済性の評価を行うことを目的とした環境省の令和3年度「水素内燃機関活用による重量車等脱炭素化実証事業」に採択され、同年10月より始動した事業のもと、水素エンジン、水素燃料系装置、エンジン制御システム、安全装置などを搭載する中型トラックの開発を進めて参りました。
この度、水素エンジンを搭載した中型トラック(総重量8トン以下)による、実貨物を搭載した物流業務を行う実証走行試験の開始に向けて、その出発式典を2023年11月1日、東京都江東区の「巴商会 新砂水素ステーション」にて、開催いたしましたのでお知らせ致します。

■i Laboの概要                          
水素エンジンによる産業領域における脱炭素化の早期実現を目指すi Laboは、半世紀にわたる水素エンジン研究の実績をもとに、部品交換、制御変更等による既存のディーゼルエンジン搭載トラックを、水素を燃料として運転可能なトラックに置換する「水素化コンバージョン」普及促進の為、i Labo山梨R&Dセンターの水素専用エンジンベンチにて水素エンジンの開発を進めております。この技術は、トラックのみに限らず、その他輸送機械、重機等の産業機械、発電機、船舶、鉄道車両などへの適用が可能であり、幅広い領域に於ける脱炭素化を、安価かつ簡易、早期に実現することが可能です。地球温暖化防止の為、世界的な脱炭素化が進む中、非化石燃料パワートレーンのもう一つの選択肢である水素エンジンにより早期の脱炭素社会への貢献に取り組んでおります。
水素化コンバージョンは既存のエンジン技術を活用するため製造コストを抑えることができるだけではなく、燃料電池と異なり高品位水素(Grade-D水素)を必要としないことからも、化学工場などの低コストの副生水素の活用により、燃料としての水素コストそのものの低減を可能にします。また、水素化コンバージョンの普及は、世界に誇る日本のエンジン技術を活用することで、日本の産業競争力の維持・拡大にも貢献できると考えます。


■実証実験の概要                          
この度の実証走行試験では、羽田空港から東京ディズニーランド周辺ホテルの固定ルートのピストン輸送を、インバウンドを中心とした旅行者のスーツケースなどの運送業務に水素エンジン搭載トラックを使用して実施されます。
実証走行試験は3か月間実施し、その間、一般道並びに高速道路での走行、隣接水素ステーションでの水素充填作業、実貨物の集荷・配達を行います。
この実証走行実験により、出力、燃費、安全性、耐久性、ドライバビリティーなどを検証し、水素エンジン搭載トラックの普及によって産業領域における脱炭素化の早期実現に向けた取組を進めて参ります。

[画像1: https://prtimes.jp/i/105046/4/resize/d105046-4-f044fe5f69e6f80e46a9-0.jpg ]

写真左から、(一社)カーボンニュートラル推進協議会 代表理事 増山壽一 様、 株式会社三芳エキスプレス 代表取締役 伊藤耕一 様、 環境省 水・大気環境局 モビリティ環境対策課 脱炭素モビリティ事業室 室長 中村真紀 様、 iLabo株式会社 代表取締役 太田修裕、 衆議院議員 石井拓 様
[画像2: https://prtimes.jp/i/105046/4/resize/d105046-4-11da1cac670894a98f66-1.png ]

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