ホテルの燃料電池向けに低炭素水素の正式供給を開始

2023年11月15日(水)14時16分 PR TIMES

〜使用済みプラスチックを原料とした低炭素水素を供給、水素社会実現へ第一歩〜

株式会社レゾナック(社長:高橋秀仁、以下、当社)は、当社川崎事業所(神奈川県川崎市)で生産している低炭素水素を、11月1日から川崎キングスカイフロント東急REIホテル(以下、東急REIホテル)へ正式に供給を開始しました。使用済みプラスチック由来の低炭素水素による燃料電池の商業施設での利用は、国内初です。

低炭素水素とは、生産過程のCO2排出量を最小限に抑えた水素のことです。当社の低炭素水素は、日本で唯一、家庭ゴミから出る使用済みプラスチックを原料としています。
当社は2018年6月より東急REIホテルへ低炭素水素を供給してきました。これは、2015年にスタートした環境省の「地域連携・低炭素水素技術実証事業」での中での取り組みでした。2022年3月に当実証事業は終了しましたが、東急REIホテルは燃料電池設備を新たなものに入れ替えるとともに、このたび当社製の低炭素水素を正式に使用開始しました。当社は、同ホテルで使用するエネルギーの約20%程度に該当する水素をパイプラインで供給します。
当社川崎事業所では、使用済みプラスチックから水素を取り出す製造方法を2003年から導入しています。この技術は、使用済みプラスチックを安定的に処理することで環境汚染を防止するとともに、リサイクルによりエネルギー源に再生することで、循環型社会の構築に貢献しております。

レゾナックは、今後も環境に配慮した生産設備・技術の導入や積極的な環境対策の推進、高度循環型社会を支える製品の供給等により、社会全体のカーボンニュートラルへの貢献を含め、グローバル社会の持続可能な発展に貢献してまいります。
                          以上
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(左)殿町プロジェクト まちびらきセレモニーでの見学会の様子
(右)燃料電池



【Resonac(レゾナック)グループについて】
レゾナックグループは、半導体・電子材料、モビリティ、イノベーション材料、ケミカル等を展開し、川中から川下まで幅広い素材・先端材料テクノロジーを持つ化学会社です。2023年1月に昭和電工グループと昭和電工マテリアルズグループ(旧日立化成グループ)が統合し、新たなスタートを切りました。新社名の「Resonac」は、英語の「RESONATE:共鳴する・響き渡る」と、Chemistryの「C」を組み合せて生まれました。レゾナックは「共創型化学会社」として、共創を通じて持続的な成長と企業価値の向上を目指しています。2022年度の売上高は約1兆4千億円、うち海外売上高が56%を占め、世界22の国や地域にある製造・販売拠点でグローバルに事業を展開しています(2023年1月時点)。詳しくはウェブサイトをご覧ください。
株式会社レゾナック・ホールディングス https://www.resonac.com/jp/

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