ペッツファーストグループ 第1回犬猫里親譲渡会を開催 inペットケア&アダプションセンター日光

2023年11月16日(木)18時16分 PR TIMES

〜なぜ私たちはこのセンターを開業したのか?〜

“Pets always come first”を理念に掲げるペッツファーストホールディングス株式会社(本社:東京都目黒区、代表:正宗 伸麻、以下ペッツファーストグループ)は、グループ傘下のペッツファースト株式会社が運営するペットケア施設「ペットケア&アダプションセンター日光」にて里親譲渡会を開催いたしました。

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■譲渡会開催レポート
2023年11月5日(日)に、ペットケア&アダプションセンター日光で第一回犬猫里親譲渡会を開催しました。
日頃から里親譲渡を実施しているセンターではありますが、今回は実際に対面で沢山のペットたちの様子を見ていただき、獣医師やケアスタッフから直接ご説明をすることで、病状や性格などをご理解の上、愛情を注いでくださる方との出会いの機会を増やしたいという想いで開催に至りました。
当日は41組の方にご来場いただき、現時点で12頭のペットに新しい家族との出会いの場を提供することができました。これからもこのような機会を増やしていくためにも定期的に実施をしていこうと考えています。

【ご来場された方の声】
l ペッツファーストのお店で以前に子犬を購入したのですが、今回LINEで譲渡会開催の連絡があったので来てみました。ペッツファーストがこういう施設を運営している事は知らなかったのですが、実際に初めて譲渡会に来てみて、いろんな症状を抱えた子達の事もスタッフや獣医さんがしっかり説明をしてくれて、日々愛情を持ってお世話されていることが知れて良かったです。2頭目をお迎えするなら、里親になることも考えていたので、次は家族も連れて来て、一緒に検討したいと思います。



l 以前にこちらの施設で犬を里親としてお迎えし、今回ご連絡を頂いたので里帰りを兼ねて参加しました。スタッフの方がうちの子の事を覚えてくださっていて、日々愛情を持ってお世話してもらっていたことを改めて知りました。今日の譲渡会にいた子たちにも素敵な家族が見つかることを祈っています。



【現在里親募集中のペット】
https://www.pfirst.jp/protected_activities.html

■ペットケア&アダプションセンター日光とは
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どのような事情を抱えたペットでも幸せな生涯を送ってもらうために、有料での里親探しの代行と終生ケアサービスを行う日本初の複合的なペットケア専用施設として、栃木県日光市へ2007年に当社グループとして開業しました。約3万坪ある自然の中の広大な敷地と衛生的な設備の中でペットが暮らす環境を整え、8人のスタッフがペットケアに携わり、施設内には獣医師が適切な治療を行える診察室なども完備しています。

どんなに覚悟を持ってペットを迎えても、飼い主が亡くなる、大病を患ってしまう、大きな環境の変化等のやむを得ない事情により、飼育を継続することが困難となる可能性は少なくありません。
そのような飼い主の万が一に備え、私たちのような第三者でもペットの将来に対して責任を持つことができれば、そのペットは新たな飼い主の元で、残りの余生を幸せに送ることができます。ペットを販売している私たちだからこそ、この課題に向き合い選択肢を提供するべきと考えています。また有料サービスにすることで持続性のある運営を実現しています。

開業以来これまで、当センターでは376頭、グループ全体で1,484頭のペットに新しい飼い主を結びつけ、109頭の終生ケアを前提に受け入れています。現在は83頭のペットが当センター内で生活をしています。
また当センターにて里親探しをするペットは一般から有料で受け入れた里親探しの代行以外では下記のような分類のペットがいます。


1. 当社グループ「P’s-first」の販売前のペット
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当グループが運営するペットショップ「P’s-first」では、販売前の獣医師による検査で健康管理に細心の注意を払っておりますが、時には慢性的な病気や継続的なケアが必要な疾患などが発見されることがあります。その際には、当グループのウェルネス管理センターや、全国に10拠点あるペッツファースト動物病院において適切な治療を施し、病状の安定もしくは定期的な検査や投薬で体調が維持できる状態になり次第、必要なケアをご理解いただける里親を探し、これまでに当センターでは107頭、グループ全体で295頭のペットにご家族を見つけてきました。またお引き渡し後の必要な治療やケアについては、ペッツファースト動物病院で下記のような医療サービスを優先して提供しています。

万が一、何らかの原因で里親が見つからない場合でも、当センター内で必ず責任を守って終生飼養しています。現在終生飼養に該当するペットは3頭です。

「里親向け医療サービス」
ペッツファーストグループでは、病気で苦しむペットを生み出さないこと、難病を発症しても救える環境を整えるために以下の取り組みを行っております。

●要ケアペットのアフターフォロー
お引き渡しするペットには充分な医療とケアを行っていますが、中には継続的な治療や定期検診が必要なペットもいます。私たちはペッツファーストグループとして、ケアが必要なペットも健やかに成長できるようにサポートをします。また、そのようなペットの特徴や症状を理解した上で、家族としてお迎えいただいた飼い主様にも極力負担をかけないように、里親となるペットにはかかりつけ医として、当グループの運営する「ペッツファースト動物病院」での治療費の30%を3年間負担させていただいています。

●ペッツファースト動物病院 代官山高度医療センターの運営
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ペット販売業界では初となる、CT・MRIなどの高度検査機器を導入した医療施設として2022年に開院しました。代官山高度医療センターでは、これまで救うことが難しかった幼齢期の水頭症や門脈シャントなどの重篤な疾患の早期発見と治療が可能となり、日々獣医師などの専門スタッフが多くの命を守っています。

●未来の病気や死亡事故を無くすための大学との研究
社内で亡くなってしまったペットの死亡原因を、臨床獣医師の視点から分析・研究をした上で、死亡事故の対策を実施しています。日本獣医生命科学大学の田中亜紀特任教授監修のシェルターメディスンの考え方を取り入れた分析や研究、感染症対策に効果の高い衛生管理、獣医学に基づいた従業員教育等を行うことで、一つずつ着実に病気の発生リスクを減らし、最終的には当社内の死亡事故がゼロになることを目指しています。

●遺伝子病をコントロールするための研究
ペットに遺伝子病が発生するリスクを低減するためには、遺伝子病の研究とブリーディングに対する厳しい管理が必要です。当社ではこれまでに柴犬、豆柴の遺伝子病「GM1ガングリオシドーシス」の研究を当社提携のブリーダーの協力のもと、鹿児島大学大和教授と共同で行い当社内における発生リスクを大きく抑えることができています。さらに今後も幅広い遺伝子病対策を同大学と実施し、当社でのペットの遺伝子病の発生リスクを一歩ずつでもコントロールしていきます。

●FIP(猫伝染性腹膜炎)の共同研究
「不治の病」と言われたFIPを治る病気とするために、2019年より日本獣医生命科学大学田中教授と共同研究を行い、発症メカニズムの解析や治療薬の開発を続けてきました。すでに研究の成果の1つとしてペッツファースト動物病院各医院においてこれまで100頭以上の治療を行い、FIPに罹患した多くの猫を助けることができました。

2.当社グループ「P’s-first」の販売後のペット
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当社ではいかなる場合でも終生飼養を条件としてペットを販売していますが、ペットの永い生涯の中で飼い主のやむを得ない理由により手放さざるを得なくなってしまったペットたちを受け入れ、里親探しを実施しています。代表例として、飼い主が亡くなったり、予期せぬ長期の入院をすることになり、ペット飼育が困難になってしまったというケースが挙げられます。このように飼い主が万が一の事態に見舞われた場合に限りサービスを提供することで、行き場のない不幸なペットを決して生み出さない仕組みを提供しており、これまで当センターでは63頭、グループ全体で218頭に新しい家族を見つけました。なお、里親探し代行のご利用にあたっては厳格な事前審査を行っています。

「終生飼養徹底の取り組み」

●マイクロチップ装着
2006年よりマイクロチップ装着済ペット販売を日本で初めて行いました。当時国内で年間30万頭以上発生していた殺処分数を、私たち自身の手で削減するため、また終生飼養をお客様へ強く意識いただくためです。
それ以来、当社出身のペットでは保健所等での殺処分は一頭も発生させていません。さらに我々の取組みがペット業界や社会にも広がり、2022年には、販売するペットのマイクロチップの全頭装着が動物愛護管理法で法制化されました。

2023年環境省の発表によると、保健所の犬猫の引取数は58,907頭、2006年当時374,160頭でした。また殺処分数は 同じく14,457頭、当時は341,063頭でしたのでそれぞれ大幅に削減することができています。(*1)
これは業界団体、行政、愛護団体やペット愛好家の方の努力と動物愛護意識の高まりの一つの成果でもあります。またすでに米国、フランスなどの欧米諸国などと比較してもこれらの数値は人口対比でも極めて低水準であり、さらに国内での殺処分数ゼロの実現が近い将来に期待されています。

※1:参考 環境省自然環境局『統計資料 「犬・猫の引取り及び負傷動物等の収容並びに処分の状況」』
(https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/statistics/dog-cat.html)

●購入前の終生飼養および適正飼育環境の確認
ペッツファーストグループでは、ペットのお引渡し前には必ずペットの終生飼養や飼育環境等の動物愛護管理法に定められた内容を遵守に対する同意確認をしております。なお、ご同意頂けない方へのお引渡しは控えさせていただいています。

3.保護犬猫
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ペットの殺処分数を減らすために、当グループのCSR活動「Pets always come firstプロジェクト」(*2)の一環で、2013年より保護犬猫譲渡活動を行っています。動物愛護センターや保健所等で私たちが保護したペットに限定し、社内検疫期間を設け、獣医師による健康診断や性格の見極めを慎重に行った後に、「P’s-first」や当センターで里親を探しています。2013年から開始した10年間で、これまでに当センターでは20頭、グループ全体で975頭のペットに新しい家族を見つけてまいりました。

*2:「Pets always come first プロジェクト」とは、当グループが行っている様々なCSR活動を取りまとめ、より推進させていくためのプロジェクトです。1頭でも多く殺処分を減らすため、「すべてのペットを笑顔にする。」をコンセプトに、「P’s-first」で販売したペット1頭あたり1,000円と、保護犬・猫の譲渡費用すべてを活動の原資としております。


■代表取締役社長 正宗伸麻コメント
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私たちペッツファーストグループでは毎年2万頭以上のペットをお客様へ販売しており、昨年度は21,772頭のペットをお客様へ提供することができました。また私たちが取り扱ったペットの中で、売れ残りや行方不明になったペットは、毎月開示しているペッツファーストマンスリーレポートでも示す通り、例外なく1頭も発生させておらず、すべてのペットに対して責任を持つことができています。(*3)
それは全て経営理念のもと、「関わるすべてのペットに対して1頭の例外もなく、最後まで責任を持つ」という意志があるためです。

ただし、最後の1頭まで責任を持つことは、命を扱う企業としては当然ではありますが、それを実現するためにはグループ全体で持続性のある仕組みを持たなければならないことも事実です。

その仕組みの1つが2007年に開業したペットケア&アダプションセンター日光です。当センターを開業したきっかけは、当時の販売したお客様から、「ペットを飼えなくなってしまった」というご相談をよく寄せられたからです。理由は本当に様々で、体調や環境の変化など内容は切実であり、中には飼い主が亡くなり、すでに「幸せに暮らす場所」を失っていたペットもいました。
当然ながら私たちも販売した責任を強く感じましたので、その都度受け入れし、当社スタッフに里親になって頂いたりと色々と手を尽くしましたが、残念ながら専用施設も専門スタッフもおらず、実際は受け入れの限界もすぐにやってきました。そもそもペットの命を無計画に預かるわけにもいかず、また終生飼養するための費用は決して安くありません。

この体験がきっかけとなり生まれたのが、このペットケアを行う有料施設でした。当初から初めての取り組みでもあり、スタッフは時には強い葛藤を感じながらも眼の前にいる1頭を受け入れよう、1人でも多くの飼い主のSOSに応えようと試行錯誤を繰り返してきた運営でした。

これまで15年間という長い期間、沢山のペットを受け入れすることができたのは、当センターのスタッフの想いのこもった行動と努力の結果でもあり感謝しきれません。また当センターで生涯にわたり暮らしていく終生ケアとして受け入れ、当センター内でスタッフに看取られ寿命を全うしたペットも多くいます。残念ながらどのペットも元の飼い主を失ってしまったことには変わりませんが、せめてもの救いとなる次の選択肢を提供することができたことは、私自身とても誇りに思っています。

今では「P’s-first」でも販売した沢山のペットも万が一の際には、優先してサービスを受けることができる仕組みがあり、お客様にも安心してペットを迎えていただいています。昨年度は82頭の受け入れを実施し里親を探すことができています。もちろん終生飼養が大前提ではありますが、私もペットと家族同様に暮らしており、私も同様ですが誰しも人生何が起こるかわかりません。これもペッツファーストグループがかけがえのない命であるペットを守るための無くてはならないサービスの1つと考えています。

これがなぜ私たちがこのセンターを開業したのかという理由です。今回の譲渡会などの活動も、これを機会に更にもっと積極的に実施して当センターで生活するペットに新しい家族をいち早く見つけてあげたいと思います。

*3:「ペッツファースト マンスリーペットレポート」として、ペット販売の各流通過程における取引頭数や死亡頭数等の社内重要数値を毎月一般開示しています。
https://www.pfirst.jp/protected_monthlyreport.html

■ペットケア&アダプションセンター日光 マネージャー 砂田コメント
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これまで多くの子たちと出会い、それと同時に素敵なご家族と出会えたことに大変嬉しく感じています。日光で過ごす時間もたくさんの愛情を注いでお世話をしていますが、やはり家庭に入るとどの子も幸せに満ちた表情を見せてくれます。生き物ですから、日々の体調管理など大変なことはありますが、里親様からの定期報告や里帰りで幸せな姿を拝見すると、その全てを忘れてしまいます。
様々な理由で入舎した子たちにとって日光で過ごす時間が少しでも快適であるよう日々心掛けています。ケアをしている子の中には、症状の重い子や治療を継続しながら家族を待っている子もいます。中にはその願いが叶わなかった子もいました。
残念ながら病状が快方に向かわないこともありますが、獣医師と連携を取りながら少しでも症状が改善し安定した状態でご家族のもとへ行けるように全力でサポートしています。
また、極度に臆病な子などに対しては、日々たくさんの経験を通し社会化に努めています。幼い頃から手術や辛い治療を乗り越えてきた子や大好きな家族と離れ知らない場所で過ごす不安や恐怖を抱えた子たちだからこそ、誰よりも幸せになって欲しいと願っています。飼い主様には、このような保護犬はもちろんのこと、ペットショップなどでも家族として迎え入れる覚悟を決めた以上は、責任と愛情をもって終生共に寄り添ってあげてくださいとお願いしたいです。
今回初めて開催した譲渡会のイベントを通して、ペットケア&アダプションセンター日光での取り組みやどんな子たちが家族を待っているのかを多くの方へ知ってもらういい機会になりました。今後もこのようなイベントを開催し、より多くの方へペットケア&アダプションセンター日光を知ってもらい、1頭でも多くの子が最良の家族と巡り合えるサポートを行っていきたいと思っています。

■日本獣医生命科学大学 田中亜紀特任教授 コメント
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私は「シェルターメディスン」という、集団環境における伴侶動物の公衆健康および福祉分野の研究に従事しています。
流通における伴侶動物の福祉を守るためには、繁殖現場から販売までの過程で群として健康が維持されることと、シェルターに収容される原因の根本的解決策を講じることが必要です。
ペッツファーストグループは、シェルターメディスンの考えを元に販売前ペットの管理と治療により、行き場をなくす原因となる疾患の発生対策に尽力されています。
さらに、家族がいない動物を生み出さない仕組みを構築すると共に、やむを得ず家族を失ってしまった動物を健全に飼養管理し譲渡する取り組みもされており、世界のペット産業の基準と比較しても、動物福祉が高い状態での流通環境を作ることに取り組まれています。ペッツファーストグループには今後も、日本のペット産業の健全化をリードする存在として更なる発展を期待しています。

■会社案内
【会社名】ペッツファーストホールディングス株式会社
【所在地】〒153-0063東京都目黒区目黒1-24-12 オリックス目黒ビル9F
【資本金】1億円
【代表者】代表取締役社長 正宗伸麻
【設立】2021年12月

【会社名】ペッツファースト株式会社
【所在地】〒153-0063東京都目黒区目黒1-24-12 オリックス目黒ビル9F
【資本金】1億円
【代表者】代表取締役社長 正宗伸麻
【設立】2008年4月
【従業員数】1,102名(うち獣医師76名 ※業務委託含む、愛玩動物看護師45名)2023年10月末時点
【その他】●公益財団法人日本補助犬協会と連携し12頭の聴導犬と1頭の介助犬を育成しユーザーへ提供
●動物病院URL(https://pfirst-ah.jp/)

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