プレイド、Newt株式会社とヘッドレスCMS「Newt」の資産譲渡契約を締結。マルチチャネルでのコンテンツ統合管理を実現へ
2024年12月10日(火)17時46分 PR TIMES
株式会社プレイド(東京都中央区:代表取締役CEO 倉橋健太、以下「当社」)は、Newt株式会社(東京都中央区:代表取締役 藤川淳史、以下「Newt社」)と同社が保有するヘッドレスCMS(※1)「Newt(ニュート)」についての資産譲渡契約を締結し、Newtのソースコードを含む技術資産及び知的財産権を譲り受けることを決定いたしました。
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本資産譲受により、当社はCX(顧客体験)プラットフォーム「KARTE」シリーズをはじめとしたプロダクト群においてコンテンツ管理に関わる機能を拡充します。この取り組みを通じて、独自のリアルタイム解析エンジンによる1st Party Customer Dataに加えて、さまざまなコンテンツをマルチチャネルで統合的に活用・評価・管理できるようプロダクトの進化を図り、事業拡大を推進します。さらに、コンテンツの統合管理の過程で生まれるコンテンツデータと1st Party Customer Dataを掛け合わせて活用できるプロダクト環境を実現し、それぞれのデータの価値のさらなる向上と企業の顧客提供価値の最大化に貢献してまいります。
※1:ヘッドレスCMSは、コンテンツ管理のバックエンド機能(データベース、管理画面、コンテンツ配信)に特化したコンテンツ管理システムです。コンテンツの表示(一般的に「ヘッド」と呼ばれる)を担うフロントエンド機能を持たないことから、ヘッドレスCMSと呼ばれています。
難易度が上がるコンテンツ管理、求められるマルチチャネルでのコンテンツ統合管理
当社は「データによって人の価値を最大化する」をミッションに掲げ、ウェブサイト・アプリ・メール・インターネット広告などマルチチャネルで1st Party Customer Dataを活用できるようKARTEシリーズのマルチプロダクト化を進め、エンドユーザーの顧客体験価値向上に貢献してきました。
顧客接点が多様化する中、一人ひとりに合った顧客体験の提供を通じて事業成長を図るためには、その体験の構成要素であるコンテンツを適切に管理することが求められます。しかし、以下を背景に、企業にとってコンテンツ管理とその改善サイクルの確立の難易度は高い状況にあります。
- コンテンツ要素の複雑化と増加デジタル技術の進歩により多様な体験設計と表現が可能になったことで、備えるべきコンテンツ要素はますます複雑化し、かつ加速度的に増加している。
- コンテンツ品質の高度化とコンテンツ量の増加顧客側の要求水準の向上によりパーソナライズされた体験が求められ、その分制作するべきコンテンツの品質が上がり、量も増加している。また、顧客接点の多様化もコンテンツの量の増加につながっている。
- コンテンツに関わる部署・人材・スキル・ツールの細分化と分断コンテンツ要素の増加、コンテンツ量の増加、各顧客接点でのコンテンツの最適化の必要性を背景に、コンテンツに関わる部署・人材・スキル・ツールが細分化し、相互に分断しがちである。結果として、コンテンツについての全社レベルでの共通認識の醸成、効果測定、効率化が難しくなる。各顧客接点をつないで一貫性のある体験やコミュニケーションの提供も難しくなってしまう。
さらに、エンドユーザーにとって、顧客接点をまたいだ一貫性のある体験とコミュニケーションが「当たり前」のものとなったことで、その分コンテンツの統合管理の必要性も増しています。
当社では、このような企業のコンテンツ管理を取り巻く状況に対して、KARTEシリーズにコンテンツ管理に関わる機能を拡充することで課題解決に貢献します。1st Party Customer Dataのリアルタイム解析によりあらゆる顧客接点をつなぎ一貫した体験を提供するKARTEシリーズにコンテンツ管理の機能が備われば、マルチチャネルでの統合的なコンテンツ管理、適材適所でのコンテンツ活用、顧客行動データによるコンテンツ評価をワンストップで実現できます。これにより、多種大量なコンテンツの管理の効率化に加えて、各コンテンツへの顧客の反応を部署横断の共通指標とするデータドリブンなコンテンツ改善サイクルの確立が可能になります。
ヘッドレスCMS「Newt」の資産譲渡により、KARTEシリーズにおけるコンテンツ管理の機能拡充を加速
Newt社は2021年4月に創業したスタートアップです。2022年3月よりヘッドレスCMS「Newt」を提供しています。今回の資産譲渡契約締結によって、当社はNewt社からNewtのソースコードを含む技術資産及び知的財産権の譲渡を受けました。
このたびの資産譲受により、当社プロダクト群においてコンテンツ管理領域の開発・拡充の早期化が可能となりました。KARTEによる各顧客接点でのコミュニケーション施策、KARTE Blocksによるサイト改善施策、Craft Sitesによるサイトページ生成といったいわば「フロントエンド」を担う領域に対して、コンテンツ情報をAPIで提供する「バックエンド」の機能がKARTEシリーズに備わり、コンテンツを統合的に管理できるようになります。
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直感的な操作性のもとコンテンツを一元的に管理できるヘッドレスCMSの技術基盤はKARTEシリーズの設計思想とも相性が良く、新たなCMSプロダクトの開発と既存プロダクトとの相互連携を想定しています。
1st Party Customer Dataとコンテンツデータを掛け合わせて活用し、それぞれのデータの価値のさらなる向上へ
KARTEシリーズに統合的なコンテンツ管理の機能が備わることで、コンテンツデータ活用への可能性が拓かれるとともに、当社のコアバリューである1st Party Customer Dataのさらなる価値向上にもつながります。顧客体験の要素であるコンテンツの管理・評価ができれば、顧客一人ひとりの行動をその行動データのみではなく、行動を喚起するコンテンツのデータとの相関で理解できるようになります。つまり、顧客の行動のコンテクストも含めたより高度な顧客理解と、その理解に基づく洗練された顧客体験やコミュニケーションを実現できます。
このような観点からもプロダクト拡充を図り、1st Party Customer Dataとコンテンツデータを掛け合わせてなめらかに活用できる環境を通じてそれぞれのデータの価値を相乗的に高め、エンドユーザーと企業のより良い関係の構築に貢献してまいります。
本資産譲渡については、本日開示したIRの適時開示資料(https://pdf.irpocket.com/C4165/BSCD/sdpS/D0JL.pdf)もあわせてご覧ください。
株式会社プレイドについて
プレイドは「データによって人の価値を最大化する」をミッションに掲げるテクノロジーカンパニーです。2015年にCX(顧客体験)プラットフォーム「KARTE」の正式提供を開始しました。1st Party Customer Dataのリアルタイム解析を強みとするKARTEシリーズのプロダクトとCX戦略策定から実行まで担うプロフェッショナルサービスの提供により、顧客提供価値最大化のための伴走パートナーとして企業の事業成長に貢献します。
https://plaid.co.jp/