大谷翔平、エ軍残留も視野に バレロ代理人が地元記者に明かした電撃的な可能性「ショウヘイが本当に愛した場所だった」

2023年12月15日(金)11時26分 ココカラネクスト

真新しいドジャーブルーのユニホームに身を包んだ大谷。しかし、彼は最後まで同じロサンゼルスに拠点を置く古巣を見切ってはいなかった。(C)Getty Images

 驚きの残留も視野にはあったようだ。

 現地時間12月14日、今オフにエンゼルスからフリーエージェント(FA)となった大谷翔平は、新天地となるドジャースの本拠地ドジャー・スタジアムで入団会見を実施。真新しい背番号17のユニホーム姿を披露した。

【画像】ドジャースのユニホーム姿をお披露目!大谷翔平が”決意表明”した入団会見の様子

 プロスポーツ史上最高額となる10年総額7億ドル(約1015億)、それも全体の97%を後払いにするという異例の契約をドジャースと締結した大谷。会見後に行われた地元スポーツ局『Sports Net LA』のフラッシュインタビューでは「僕自身、までポストシーズンに行ったことがないので、レギュラーシーズンでそこを目指したい。そして、その先にワールドシリーズで勝つっていうのを目標にしたい」と打ち明け、過去6年間のメジャー生活で味わえなかった“チームとしての勝利”に対する渇望が、世紀のメガディールに至った要因であったとした。

 ただ、複数球団による争奪戦が展開され、世界的な関心事となったFA交渉において、エンゼルス残留の可能性も「ゼロ」ではなかったという。米メディア『The Athletic』でエンゼルス番を務めるサム・ブラム記者によれば、会見後に取材に応じた大谷のマネージメントを務めるネズ・バレロ代理人は「エンゼルスとはずっと話してきた」と告白。さらに古巣との交渉がギリギリまで続いていた舞台裏を明かしたという。

「我々とミナシアンとの関係性はとても良好だ。だから、常に連絡を取り合うように意識していた。そして、最終局面まで彼らとは会話をしたけど、うまくいかないとわかった。だから、ドジャースに決めた」

 さらに「ショウヘイにとってエンゼルスは特別な球団だ。過去6年間過ごしたからね。それを皆が理解しないといけない」と強調したバレロ代理人は、こう続けている。

「少なくとも彼らには、最終局面で話し合う権利が与えられていたんだ。繰り返しになるが、それはショウヘイが本当に愛した場所だったからだ。エンゼルスの関係者たちを含めて、あの球団の全てを彼は愛していた。だから必ずチャンスは与えたかった。

 オファー金額についてはここでは控えるけど、我々が彼らと何度も会話を重ねたことは本当に知っておいてほしい。エンゼルスには充分な機会が与えられた。我々にも与えられた。ただ、結果的にうまくいかなかったということだ」

 どれだけ負けを重ねようとも、大谷は自らが愛したエンゼルスでのプレーの可能性を最後まで捨ててはいなかったようだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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