地図作りの“技術と情熱”に触れる企画展江戸時代の地図づくり 集めた赤水・歩いた伊能会期:2024年1月13日(土)~2024年5月12日(日)

2023年12月19日(火)17時16分 PR TIMES

 ゼンリンミュージアム(福岡県北九州市、館長:佐藤渉)は、2024年1月13日(土)〜5月12日(日)まで、江戸時代を代表する地図製作者として日本の地図作りに技術と情熱を注いだ、長久保赤水(ながくぼ せきすい)と伊能忠敬(いのう ただたか)の2人の功績にフォーカスした「江戸時代の地図づくり 集めた赤水・歩いた伊能」を開催します。同時代に描かれた2人の地図を展示する当ミュージアムの常設展を、新たな視点でより深く楽しんでいただくための企画展です。

■展示概要
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 江戸時代、全国を歩いて測量し正確無比な日本地図を作ったことで知られる「伊能忠敬」。対して、「長久保赤水」はあらゆる手段を講じ、資料や情報を集め、伊能忠敬よりも半世紀早く精巧な日本地図を完成させています。
二人の地図製作者の対照的な製作工程を比較することで、地図の目的や用途の違い、立場の違い、それぞれの地図製作に対する思いを、本企画展を通じてご紹介します。





■本企画展の見どころ
 地図の製作工程に着目し、長久保赤水が地図作りの際に集めた資料や、伊能忠敬らが使った測量器具・製図道具、それらをもとに完成した「赤水図」と「伊能図」の比較などを、約30点の地図や資料で紹介します。
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赤水が約17年の歳月をかけて製作した図。地形や地名の修正や、和紙を何枚も重ねて書き直した跡が残され、考証を繰り返した赤水の苦悩が見て取れる。

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平戸藩が使用した測量器具。伊能忠敬と平戸藩主の交流から納められたもので、伊能忠敬測量隊の測量用具と同じ製作者が手掛けたものとみられている。

 また、企画展の会期中は、当館が所蔵する「實測輿地圖(じっそくよちず)」(伊能小図)のレプリカを常設展示の第2章に展示します。本図は、伊能忠敬が製作した「大日本沿海輿地全図(だいにほんえんかいよちぜんず)」(伊能小図)の副本とみられ、地図の製作工程でできた「針穴」や地図に押捺された「地図合印」を間近で見ることができます。
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■期間限定デザインのチケットホルダー
 企画展の開催期間中、有料入館者全員に期間限定デザインのチケットホルダーを配布します。展示の見どころである、長久保赤水と伊能忠敬の地図製作工程の違いや目的の対比を表現して、2枚の地図を並べたデザインとしました。
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■企画展開催概要
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■学芸員による企画展ガイドツアー(※)
[表2: https://prtimes.jp/data/corp/67172/table/168_2_2b5d70b51cc92200bd8cc6181dd86caa.jpg ]

※…ガイドツアーの事前予約は不要です。参加人数により、少人数のグループに分けて複数回実施します。

<参考資料>
[画像7: https://prtimes.jp/i/67172/168/resize/d67172-168-6a24f9b50e88425640af-6.png ]

■「ゼンリンミュージアム」について (https://www.zenrin.co.jp/museum/)
北九州市に本社を置く地図会社のゼンリンが手がける展示施設で、2020年6月に「地図文化の継承と振興」を目的に開館しました。常設展では、「歴史を映し出す地図の紹介」をコンセプトに、西洋製・日本製の日本地図を中心とした約120点の地図や資料を展示。それぞれの地図が作られた時代背景や作り手の思いとともに、地図の新たな魅力を発信しています。

【第1章】世界の中の日本
16世紀〜19世紀に描かれた地図を中心に、キリスト教の布教による地図の進化と、鎖国体制が地図に与えた影響を紹介
【第2章】伊能図の出現と近代日本
多くの苦難を乗り越え、初の実測図として作られた伊能図が海外へ渡り、その後の日本に与えた影響を紹介
【第3章】名所図会・観光案内図・鳥瞰図の世界
正確さのもとに成り立つ、近代から現代にかけての様々な表現の地図を紹介

[画像8: https://prtimes.jp/i/67172/168/resize/d67172-168-e26021b8d3d44bffc79b-7.png ]

[画像9: https://prtimes.jp/i/67172/168/resize/d67172-168-450d460ea9a83a09acd5-8.png ]












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