「あまり無いジャンルの作品」「緊張感や恐怖心はありました」『嗤う蟲』深川麻衣、若葉竜也らコメント映像解禁

2025年1月29日(水)13時0分 クランクイン!

現在公開中の城定秀夫監督最新作『嗤(わら)う蟲(むし)』より、主演の深川麻衣、共演の若葉竜也田口トモロヲが作品について語るキャストコメント映像が解禁された。

 本作は、城定秀夫監督がおくる日本発のヴィレッジ“狂宴”スリラー。

 空前の田舎暮らしブーム。コロナ禍によって急速に普及したテレワークを追い風に、過疎化が急速に進む地方自治体も、あの手この手と趣向を凝らして移住者を誘致している。しかし、憧れの田舎暮らしが、恐怖のどん底に堕ちてしまうことも。移住先で“村の掟”に縛られ、背いたものには常軌を逸した制裁が待つ「村八分」の恐怖。日本各地で起きた村八分事件をもとに、実際に存在する“村の掟”の数々をリアルに描き、現代日本の闇に隠されている“村社会”の実態を暴く。

 主演は深川麻衣。共演には若葉竜也のほか、松浦祐也、片岡礼子中山功太、杉田かおる、田口トモロヲらが脇を固める。脚本は、社会派作品に定評のある内藤瑛亮。監督は、『性の劇薬』『女子高生に殺されたい』『アルプススタンドのはしの方』などを手掛ける城定秀夫。

 田舎暮らしに憧れるイラストレーターの杏奈(深川)は、脱サラした夫・輝道(若葉)と共に都会を離れ、麻宮村に移住する。麻宮村の村民たちは、自治会長の田久保(田口)のことを過剰なまでに信奉していた。2人は、村民たちの度を越えたおせっかいに辟易しながらも新天地でのスローライフを満喫する。そんな生活のなかで杏奈は、麻宮村の村民のなかには田久保を畏怖する者たちがいる、と不信感を抱くようになっていく。一方輝道は、田久保の仕事を手伝うことになり、麻宮村の隠された“掟”を知ってしまう。それでも村八分にされないように、家族のため“掟”に身を捧げる…。

 この度、キャストコメント映像が解禁。杏奈役を演じた深川は、脚本について「じわじわ2人が追い詰められていく感じの不穏さとか、湿った感じの空気とかそういう情景が読んでいて想像できて、あんまり無いジャンルの作品だと思いました。自分にとっても初めてに近い作品です」とコメント。

 『愛がなんだ』(2019)以来の再共演となる、夫婦役を演じた若葉については「信頼できる役者さんです。居てくれることが心強いですし、前回共演した時も出演している作品を観ても嘘がない俳優さんだなと。常に自問自答しながらやっている感じとか、監督と相談しているときも細かいところまですり合わせて演じているのを近くで見て素敵な俳優さんだと思いました。若葉君がいて心強かったです」と全幅の信頼を寄せた。

 若葉は、自身が演じた輝道について「あんまりこういう人とは決めないでやっていますが、いい意味で優しすぎる、悪い意味でただの傷つきたくない人っていうのがあって、だから(ムラに)取り込まれていくし、色んなことを笑って誤魔化してきた人なのかなって思います」と分析。城定監督については「凄い速度感だなというのが第一印象で、本当に使えるものしか撮らないしある種残酷でもあるなって、ダメだと思ったら短くしちゃうし(笑)、その緊張感や恐怖心はありましたね」と明かす。

 自治会長・田久保役の田口も「(城定監督は)早いんですよね。完全に頭の中にカット割りとして編集ができている。それにびっくりしたし、演技の修正点はきちっと言ってくれますし、最近そういうタイプの方は意外と初めましてだったので、昔の撮影所育ちのプロフェッショナルな監督さんのような感じがして、驚きました」と、その撮影スタイルを絶賛。

 最後は深川が「白黒はっきりさせているわけではなくて、その間のグレーの部分というか…きっと観るごとに色んな登場人物の気持ちに共感したり感情移入したりできる作品なので、どういう結末になっていくのかを想像してハラハラしながらエンターテインメントとして楽しんでいただけたら嬉しいです!」と観客にメッセージを送って締めくくっている。

 映画『嗤う蟲』は公開中。

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