日曜劇場『御上先生』弓弦は神崎が母の不倫を暴露したことを知らなかった!隣徳はビジコンに優勝、まさかの「半沢斬り」も…〈ネタバレあり〉

2025年2月18日(火)13時30分 婦人公論.jp


神崎と御上はついに弓弦に面会を…(写真提供◎TBS 以下すべて)

現在放送中の日曜劇場「御上先生」(TBS系。毎週日曜よる9:00〜9:54 )の「Episode 5 -confidence-」が放映され、話題となっています。

*以下2月16日放送回のネタバレを含みます。

松坂桃李が日曜劇場初主演を果たした『御上(みかみ)先生』。

松坂が演じるのは、東大卒のエリート文科省官僚の御上孝(みかみ・たかし)。とある出来事を機に「日本の教育を変えてやろう」と文科省官僚になった御上だが、現実はほど遠いものだと気づく。制度を作っている側にいても変えられない、ならば現場から声をあげ、制度の内部からぶっ壊せばいい、と自ら教壇に立つ。制度を作る側である官僚と、制度に苦しめられる側である教師の両方を兼ねる“官僚教師”が、令和の時代を生きる18歳の高校生を導きながら、権力に立ち向かっていく。

【第5話】 ネタバレあり

神崎(奥平大兼)は弓弦(堀田真由)への面会のために拘置所へ通うが叶わず、手紙を書いていた。そこに、弓弦から返事が来る。神崎の母は「お父さんにはだまっていたほうがいい」と息子に手紙を渡す。手紙には「御上と一緒なら会う」と書かれており、「アンタに頭は下げたくないが」と神崎は御上に面会同伴を頼む。創立記念日で学校が休みの日、ついに弓弦と面会できることに…。


神崎の新聞のことを知らなかった弓弦

弓弦に、「なぜ彼(受験生の渋谷友介〈沢村玲〉)ではなく僕を殺さなかったのか」と、母・冴島悠子(常盤貴子)の不倫をスクープし、家庭を壊したことを詫びる神崎。しかし、弓弦は「あんたに手紙をもらうまでそのことを知らなかった」と衝撃の発言。冴島は娘に新聞のことを話していなかったことがわかる。

悠子の不倫が発覚したあと、自宅で夫に罵倒されているのを、弓弦がおびえて聞いている回想シーンが。弓弦の父はDV気質であり、弓弦にとって唯一信頼できる存在だった母が、神崎のスクープによって奪われたことがわかる。御上は、あの家に父と2人残され、いびられ続けた弓弦のつらさを思いやる。

神崎は、弓弦に殺された渋谷友介の母に会い、手紙を預かっていた。

母親の「弓弦に言いたいことなどない、ただ消えてほしい、弓弦の極刑を息子のいない部屋でひたすら祈っている」という内容の手紙を読み上げる神崎。ただ、神崎に「弓弦に言いたいことがあるか」と改めて聞かれ、言いたいことがあると気づいたという。

友介たち親子も、同じようにDV夫から逃れてきた。「あなたが刺した息子の背中には、父親から押し付けられたタバコのやけどの跡がある。そのことをどうしても伝えたかった。なぜあなたがそんな風になってしまったのか考えざるを得ない。これからもずっと」と手紙には書かれていた。動揺する弓弦。

御上は、かつてホテルで無差別殺人を起こした貧しいテロリストの少年たちの事件を引用して「本当に悪いのは誰か」を問いかける。

「あんたも自分も同罪」と絞り出すように言い、面会後に廊下へ出て崩れ落ちた神崎を、御上が抱えて拘置所を後にした。

一方3年2組は、AO入試対策として高校生ビジネスプロジェクトコンクールに出場することに。御上は、今出ているネタではビジコンに勝てない、文科省とある財閥との関わりがあって、勝つ高校に偏りがあることに気づかないか?と指摘、さらに考えさせるように誘導していく。


ビジコンにも裏があるのか…?審査員の中岡(左)と槙野

社会のためになる、新しい金融商品をテーマに決める3年2組。


ビジコンに向け盛り上がる3年2組

「なにかアイデアはないのか」と生徒に問われ、実家が裕福だった副担任の是枝文香(吉岡里帆)は、お金は汚いものだと思って「コツコツ定期預金」していたと答える。

生徒たちは、預金が今の金利で倍になるには、144年かかると「72の法則」で是枝にプレゼンする。生徒たちの議論を聞くうち是枝は、「お金は私達が価値を信じるから価値が生まれるもの、つまり信じることの具現化なんだと気がついた」と生徒に語る。

それを受け、自身の父親がリーマンショックの渦中にいた金融マンだったことを語り始める冬木竜一郎(山下幸輝)。それぞれが意見を出し合い、プレゼンに向け、だんだん考えがまとまっていく3年2組。


ファシリテーターを買って出た是枝

いよいよビジコン当日。

文科省からは槙野恭介(岡田将生)と津吹隼人(櫻井海音)も視察に来ている。御上のクラスは文化祭で文科省を刺激するような展示を学校の目を盗んで行っていたため、警戒する槙野。


御上の動きが気になる津吹と槙野

審査員として中岡壮馬(林泰文)も会場にやってくる。親しそうに中岡と話す御上を睨みつける槙野。審査員席では例年の「出来レース」を想像させるようなやりとりも…。

3年2組は思いの詰まった「4つのWIN」のプレゼンを成功させる。その様子を撮影する神崎。「学校も〈倍返し〉し合う金融ドラマもお金のことを教えてくれない」という冬木。金融はマネーゲームではなく信頼と助け合い…冬木の父も、この金融商品によって「金融マンの誇り」を取り戻したという。


冬木の心のこもった発表が会場を動かす

SNSでは「『金八先生』も『半沢直樹』」も否定する御上先生面白すぎる」と話題に。

中岡は「忖度審査」しようとするほかの審査員を制し、「この順位しかないでしょう」「私、こう見えて信用で仕事してるんで」と席を立つ。隣徳は見事に初優勝を果たし、生徒たちに囲まれ感謝される御上と是枝。それを苦々しく見つめる槙野—。

御上の元へ「話がある」と神崎がやってくる。「御上の兄のことが記事になると父に聞いた」と心配する神崎に、平静を装う御上。「自分はもう大丈夫だから」と寄り添おうとする神崎だったが…。

・・・・・・・

『御上先生』は完全オリジナルストーリー。

脚本を担当するのは、第28回読売演劇大賞優秀演出家賞を受賞するなど演劇界に主軸を置く詩森ろば。松坂とは、第43回日本アカデミー賞優秀脚本賞を受賞した松坂主演映画「新聞記者」以来のタッグで、今作で初めてゴールデン帯連続ドラマの脚本を担当する。

また『アンチヒーロー』(2024年)、『VIVANT』(2023年)、『マイファミリー』(2022年)、『ドラゴン桜』(2021年)など、近年話題となった日曜劇場作品を担当してきた飯田和孝がプロデューサーを務める。

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