ヴィム・ヴェンダース、ソフィア・コッポラら世界の映画作家が魅せられた“東京”を特集上映「映画に愛される街、TOKYO!」

2024年2月22日(木)18時0分 シネマカフェ

『ロスト・イン・トランスレーション』©2003 LOST IN TRANSLATION INC. ©2003, Focus Features all rights reserved

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ヴィム・ヴェンダース、ホウ・シャオシェン、アッバス・キアロスタミ、ソフィア・コッポラなど、世界中の映画監督が“東京”を舞台に撮影した作品を集めた特集上映「映画に愛される街、TOKYO! —アート・キッチュ・エキゾチズム—」が3月16日(土)から3月29日(金)まで、渋谷の映画館・ユーロスペースにて開催決定。特集上映の予告編とポスタービジュアルも到着した。

本企画は作品上映やトークセッションを通じて【東京/TOKYO】の多様な魅力を紐解き、観客や次代の作家たちの感受性を刺激することを意図した令和初の試み。あらゆるものを貪欲に取り込み、常に進化を続け、多様性を体現してきたこの街は国内外の多くの映画作家たちをいまも変わらず惹きつけている。

上映作品には古今東西、ジャンルを問わず、バラエティーに富んだ映画が集結。ヴィム・ヴェンダースが小津安二郎の東京を探し歩く『東京画』、ファッションデザイナー・山本耀司の仕事を追った『都市とモードのビデオノート』をはじめ、イランの巨匠アッバス・キアロスタミが現代を舞台に日本人の俳優・スタッフを起用した『ライク・サムワン・イン・ラブ』。

近未来の東京で暮らすトルコ人家族を描いた日本初公開のサスペンス・スリラー『IGUANA TOKYO ーイグアナ トウキョウー』(カアン・ミュジデジ監督)に加え、スペシャル・スクリーニング『あなたの東京、わたしの東京』(ホームムービー特別上映会)として、家族の記録、地元のお祭り、散歩の風景など、地域や家庭に眠っていた8mmや16mmフィルムのホームムービーを上映。商業映画とはまた異なる、市井の作家の私的な視点が捉えた東京の記憶が、観る者に語りかける。

<上映作品一覧>
『IGUANA TOKYO ーイグアナ トウキョウー』カアン・ミュジデジ監督
『TOKYO EYES』ジャン=ピエール・リモザン監督
『TOKYO!』ミシェル・ゴンドリー監督/レオス・カラックス監督/ポン・ジュノ監督
『ライク・サムワン・イン・ラブ』アッバス・キアロスタミ監督
『ロスト・イン・トランスレーション』ソフィア・コッポラ監督
『書かれた顔 4Kレストア版』ダニエル・シュミット監督
『神々の山嶺 』パトリック・インバート監督
『都市とモードのビデオノート 4Kレストア版』ヴィム・ヴェンダース監督
『東京画 2Kレストア版』ヴィム・ヴェンダース監督
『二郎は鮨の夢を見る』デビッド・ゲルブ監督
『不思議なクミコ』クリス・マルケル監督
『珈琲時光』ホウ・シャオシェン監督
スペシャル・スクリーニング『あなたの東京、わたしの東京』(ホームムービー特別上映会)
ポスタービジュアルは音楽、書籍、雑誌のイラストをはじめ漫画家やアニメーターとしても活躍するイラストレーターのサヌキナオヤ氏の描き下ろしで制作、木々が生い茂る公園に光が差し込んでいる様子が描かれている。

今回の特集上映はスクリーンの外の東京の街並みと、スクリーンの中の【東京/TOKYO】が地続きにあるような、自らの街に対する認識が拡張されるような体験を提供できる唯一無二の機会に。

世界中の映画監督たちの映画の中で【東京/TOKYO】がどのような背景や被写体であったかを改めて見つめ直し、感じ取ることは、この街の魅力を再発見し、あるいは問い直すことに繋がるだろう。

「映画に愛される街、TOKYO! —アート・キッチュ・エキゾチズム—」は3月16日(土)〜 29日(金)ユーロスペースにて開催。

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