木村多江さんが『A-Studio+』に出演。コント現場での意外な姿?「〈薄幸な役が似合う女優〉のイメージを壊していきたい。忍者にも挑戦、体を鍛えて」

2024年3月8日(金)20時0分 婦人公論.jp


「40代はプレゼンする期間にしよう、と決めたんです。《木村商店》の商品を売り続けるには、今から品揃えを充実させておく必要があるな、と」(撮影:浅井佳代子)

2024年3月8日の『A-Studio+』に女優の木村多江さんが登場。内村光良さんが語る木村さんのコント現場での意外な姿とは?今回は以前からやってみたかったという「ある役」について語った2023年7月号の記事を再配信します。
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『婦人公論』2023年7月号の表紙は、女優の木村多江さん。40代はプレゼンする期間にすると決め、イメージを壊せる役や、新しい学びを得られる役にあえて挑戦してきたという木村さん。最近、以前からやってみたかったある役のオファーが来たそうで……。(撮影=浅井佳代子 構成=平林理恵)

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40代はプレゼンする期間に


若い頃は、はかなげですぐに死んでしまうような役柄を演じることが多く、「薄幸な役が似合う女優」と言われていました。

それでも少しずつ、自分だけが最後まで生き残ったり復讐したりと、不幸な役の中で変化があらわれていき……。笑顔で登場しても、「あの人、絶対に何かあるよね」と言われるようになったんです。(笑)

とはいえ、40代に入ってからは、イメージが固まってしまうのはよくないなと考えるようになって。そもそもこの仕事は、50代以降になると演じられる役の幅が一気に狭まってしまう。そこからの年代を生き抜くのは難しいと感じていました。

ですから、「40代はプレゼンする期間にしよう」と決めたんです。《木村商店》の商品を売り続けるには、今から品揃えを充実させておく必要があるな、と。

以来、「木村多江ってこんなこともするんだ」とイメージを壊せる役や、新しい学びを得られる役にあえて挑戦してきました。

以前からやってみたかった忍者役


ここ数年では、お笑いコンビ・阿佐ヶ谷姉妹のお姉さんの江里子さんを演じさせていただくなど、少しずつ役の幅が広がっているのかな。

最近嬉しかったのは、Netflixシリーズ『忍びの家 House of Ninjas』で忍者役のオファーをいただいたこと。実は以前からやってみたい役の一つだったので、後先を考えずに飛びついてしまいました。

でも、よく考えたら忍者ってものすごく動けるんですよね。最初のアクション稽古でいきなり、「前転して、後転して、側転して!」と言われた時は、「どうして引き受けてしまったんだろう」と後悔しました。(笑)

それでも半年の間、体を鍛えながら稽古を続けると、最初は相手の攻撃を避けるだけで精一杯だったのが、徐々に相手の動きが見えるようになって。とても大きな挑戦でしたが、成長する喜びを感じ、自信にもつながりました。


『婦人公論』7月号の表紙に登場した木村多江さん

目標とする人は


そんな私が目標としているのは、一昨年102歳で亡くなった祖母です。好奇心と意欲に満ちあふれていて、90歳まで書道を学び、92歳の時には沖縄までホエールウォッチングに出かけたほど。

いつもキラキラ輝いていた祖母のように、私もいろんな経験をしたい。まずは、コロナ禍で中断していたアルゼンチンタンゴを再開できたら。

これからも挑戦を続けて、自分自身を成長させられたら嬉しいですね。

婦人公論.jp

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