いしだ壱成、絶望の淵で救いとなった石田純一の言葉とは「大丈夫か?」「早く…」
2025年4月14日(月)11時37分 マイナビニュース
俳優のいしだ壱成が、ABEMAのニュース番組『ABEMAエンタメ』に出演。父・石田純一とのエピソードを語った。
○ワークショップ受講生に伝えたこと
番組では、いしだが現在、精力的に行っている舞台の仕事に同行。楽屋では一座のムードメーカーとして率先して共演者とコミュニケーションをとり、板の上では感情むき出しの演技で観客を引き込んだ。
舞台のほかにも、いしだは自身の俳優活動で培ってきたものを後進に教えるワークショップを意欲的に開催。演技のメソッドだけではなく、“役者としての生き方”を受講生に伝える時間を設けると、いしだは「『自分を大切にして欲しい』というのが僕はあって。自分のマイナスになるような役はできればやらないでほしいし、自分のイメージは大切にしてほしいな。1回色がつくと、なかなか変わらないから」と真剣な眼差しで訴えた。
○「就職して“普通の人”になろう」と決意
「自分を大切に」と語ったいしだは、誹謗中傷に心を痛めたことを振り返り、カメラの前で当時の心境を赤裸々に吐露した。野島伸司氏脚本のドラマで活躍し、売れっ子俳優として活躍したのち、30代になるとバラエティー番組でも引っ張りだこに。
しかし、いしだは葛藤を抱えていたようで、「バラエティー番組で『ハゲで気持ち悪い』キャラクターに設定されることが多くなり、どこの現場に行っても『ハゲ』『キモイ』と言われているうちに精神的にだんだん壊れていってしまって……」とうつむき、「3度目の結婚で奥さんになる人が24歳年下と報じられると、行き過ぎた誹謗中傷がSNSに2万件ぐらいきて。怖くて部屋から出られなくなった」と打ち明け、「これはいよいよ芸能界をやめるか。芸能界で食っていくのは無理だから、諦めよう。就職して“普通の人”になろう」と決意したことを告白した。
○絶望の淵で手を差し伸ばしてくれた存在
移住先の石川県では、ハローワークでの職探しを経験。介護施設や旅館、工場のラインの面接に行くも、いしだは「病気が顔を出していたので……」と回顧。安定しない精神状態に加えて、「貯金もなく、びっくりするくらい困窮」していたという生活、そして妻との離婚があり、最悪のケースを考えていたことも。そんな絶望の淵で手を差し伸ばしてくれた存在が。
それは父の石田純一だったと明かした上で、「父が連れ戻しに石川県にきました。『大丈夫か? お前』『早く社会復帰、芸能界に復帰してほしいな』って。再び東京で舞台に立つというのは、自分にとっては夢物語に近かった。ずっと家に閉じこもって、どうやって命を絶とうか考えていたところに、父が『芸能界に戻ろう』と直接言ってくれたことでスイッチがオン! って入りましたね」と述懐していた。
この模様は、現在も「ABEMA」にて全編無料配信中。
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