市川知宏、貴島中尉役で『あんぱん』出演 今田美桜は「太陽みたいに輝いていた」
2025年4月15日(火)7時0分 マイナビニュース
俳優の市川知宏が、14日放送の連続テレビ小説『あんぱん』(NHK総合 毎週月〜土曜8:00〜ほか ※土曜は1週間の振り返り)の第11回に初登場。主人公・朝田のぶ(今田美桜)の幼馴染で海軍中尉の貴島勝夫役で朝ドラ初出演を果たした市川にインタビューし、貴島中尉としての役作りや今田との共演の感想を聞いた。
112作目の朝ドラとなる『あんぱん』は、アンパンマンを生み出したやなせたかしさんと妻・暢さん夫婦をモデルに、何者でもなかった2人があらゆる荒波を乗り越え、“逆転しない正義”を体現した『アンパンマン』にたどり着くまでを描く愛と勇気の物語。小松暢さんがモデルのヒロイン・朝田のぶ役を今田美桜、やなせたかしさんがモデルの柳井嵩を北村匠海が演じ、脚本は中園ミホ氏が手掛ける。
——のぶと貴島は子供時代どんな関係だったと想定して演じましたか?
のぶにとって木登りや魚捕りを教えてくれた存在で、のぶは「ガキ大将のかっちゃん」と呼んでいるので、今はエリートですけど当時は勝夫もやんちゃで、体力が有り余っている少年だったのだろうなというイメージで演じました。
——今は海軍の中尉ということで、ガキ大将の雰囲気は封印して演じたのでしょうか。
そうですね。公人なのでやんちゃなことはもちろんしないですし。でも、当時のやんちゃなエネルギーを、国を守るというエネルギーに変換していったんだろうなと思いました。海軍のエリートは地元だとヒーローみたいな扱いらしく、その緊張感は常に意識していて、その中でも、のぶとの会話においては昔の幼馴染の関係性が少しでも出せたらいいなと思い、そのバランスもすごく意識しました。
——子供時代に一緒に遊んでいた人が海軍の中尉となって現れ、のぶの中でかっちゃんのイメージがだいぶ変わったのでは?
のぶからすると昔のかっちゃんのままという印象でした。いっぱい遊んでくれたお兄ちゃんという感じで、異性として見てない感があって、むしろ貴島のほうが女性としてのぶを見ている気がします。気づいたのも貴島ですし。
——のぶ役の今田さんと共演された感想もお聞かせください。
太陽みたいに輝いていました。のぶという人物ともすごくリンクしていて、自然と周りを明るくするというか、現場にキャスト・スタッフの方が大勢いる中で、この子のために頑張ろうと思わせる人柄だなと思いました。あの笑顔で励まされたら何でも大丈夫だと思えるような、そういうところが役とぴったりだなと思います。
■市川知宏
1991年9月6日生まれ、東京都出身。2008年、第21回「ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」にてグランプリを受賞し、芸能界入り。2009年、カンテレ・フジテレビ系ドラマ『カイドク〜都市伝説の暗号ミステリー〜』で俳優デビューし、数々のドラマや映画などに出演。2020年から2021年にかけてテレビ朝日系特撮ドラマ『仮面ライダーセイバー』でユーリ/仮面ライダー最光役を演じた。2025年度前期の連続テレビ小説『あんぱん』で朝ドラ初出演。