『あんぱん』の視聴率が過去最低の『おむすび』下回る“衝撃事実”をNHKがスルーできるワケ

2025年4月16日(水)6時0分 週刊女性PRIME

NHK連続テレビ小説『あんぱん』ヒロインの今田美桜



 NHK朝の連続テレビ小説『あんぱん』第2週(4月7〜11日)の週間平均視聴率(世帯)が、15.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)だったことがわかった。

主人子の妹のセリフがXのトレンド入り

 二週目は、主人公・のぶ(永瀬ゆずな)の父・結太郎(加瀬亮)が亡くなり、祖父の釜次(吉田鋼太郎)もケガをしてしまう。そこで、のぶは朝田家を何とかしようと、屋村(阿部サダヲ)を自宅へ連れて行き、あんぱんを家で売ろうと提案する。一方、崇(木村優来)の元に母・登美子(松嶋菜々子)から手紙が届くという展開。

「初週の平均視聴率は15.2%でしたので0.1ポイントの上昇ですが、橋本環奈さん主演の前作『おむすび』は二週目の視聴率が16.1%、前々作の伊藤沙莉さん主演『虎に翼』は16.2%でしたので、『あんぱん』は二週目に限ると約1ポイント数字を下げたことになります」(制作会社プロデューサー、以下同)

 視聴率は伸びないものの、ネット上からはこんなコメントが目立つ。

《今のところ前作よりはるかにおもしろい》

《朝ドラで始まる普通の毎朝がいかに幸福か噛み締めています》

《明日が楽しみ続きが見たい そんな気持ちになります》

 こうした高い評価が視聴率に結びつかない理由を、前出の制作会社プロデューサーは次のように語った。

「前作の『おむすび』で離れた視聴者がまだ戻ってきていないのかもしれません。なにせ『おむすび』は過去最低の視聴率を記録したので、放送中に朝ドラ視聴をやめてしまった人が、相当数いたと思います」

『あんぱん』がこれから視聴率アップする可能性はあるのだろうか。

「三週目から今田美桜さんや北村匠海さんといった主要キャストが登場していますし、ストーリーもこれから戦中へと向かい、やなせさんの戦争体験や、反戦の思いから誕生した『アンパンマン』の秘話が出てきます。そして朝ドラの王道でもあるやなせさんの夢を支えるのぶの姿が描かれていくので、『あんぱん』の視聴率が下がる要素は少ないでしょう。

 4月15日放送回では、のぶの妹の蘭子が『こすい! 食パンの角に頭ぶつけて死んでしまえ』のセリフがXのトレンド入りしていました。主役以外のキャストも注目されているということは、興味を持ってる人が多い証拠といっていいと思います」

 どうやら番組サイドも『あんぱん』の視聴率について特に気にしていないという。

「NHKは朝ドラの視聴者の若返りを意識しています。そのためNHKプラスの視聴数も視聴率と同じくらい気にしているのですが、『あんぱん』のNHKプラスの視聴端末数は76.1万で、NHKの全ドラマで最多を記録しました。『おむすび』の初回視聴数は46.1万でしたので、『あんぱん』のスタッフはウハウハだそうですよ」

 これからドラマには、妻夫木聡やMrs.GREEN APPLEの大森元貴といった人気キャストが出てくる。『おむすび』で離れた視聴者が戻ってくれば、視聴率16%超えも見えてくるだろう。

週刊女性PRIME

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