ボカロP・音無あふが描く令和の電波ソング『デカデンパジャック!』 明るく踊る足立レイに「可愛すぎる」「足立レイ愛に溢れまくってて素敵」の声

2025年4月18日(金)18時0分 ニコニコニュース

 今回紹介するのは、音無あふの「デカデンパジャック!」。

文/村上麗奈

 先日行われたボカコレ2025冬TOP100ランキングにて、87位にランクインした同楽曲。

 本格的なユーロビート調のサウンドがダンサブルで終始ノリがよく、「アゲアゲ↑」の差し込み方や表記は平成の時代のパーティーソングを思わせる。
 平成初頭に流行したパラパラを彷彿とさせる懐かしさやリバイバルの流れを感じさせつつも、足立レイの歌声と重なることで新しさも演出される。

 聴く者の感情を昂らせる「デカデンパジャック!」であるが、歌詞にはスパイスのように切なさが織り込まれている。

 楽曲の舞台は廃退の街。序盤の<食べた言葉おしゃべりできる 誰も見てないけど><飾り付けたワンルーム 孤独ならきらめくよ>という歌詞、サビの<「もういない」なんてさ、接続不良でしょ>といった歌詞が、退廃の街での足立レイの孤独と存在の不安定さを浮彫りにする。

 <きみがくれた0から1は今も生きています>という孤独な生存報告、最後に紡がれる<きみに会いたいな>との言葉が、残された足立レイの切なさを伝えている。
 <デカ音>でデンパジャックする理由は孤独に耐えるためなのか、<きみ>に届けるためか。明るく歌い続けるレイが、可愛くて無邪気なだけでなく、哀愁も漂うように思えてしまう。

 MVには「ワンルーム・ユニバース」や「熱異常」といった、足立レイの歌う他の楽曲をオマージュするような映像や歌詞の一節も。明るくてノれる楽曲である一方、じっくりと聴いてみるとどこか切ないストーリーが感じられる、二面性のある楽曲だ。

■楽曲配信情報 デカデンパジャック! DL先はこちら ■information

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