「シャア!!じゃねンだよw」アイキャッチまでオマージュな「ガンダムジークアクス」に視聴者沸く
2025年4月21日(月)19時0分 ABEMA TIMES

4月15日より順次放送中のアニメ「機動戦士Gundam GQuuuuuuX」第2話では、本編の内容とは別に“あのタイミング”でガンダムファンが大いに盛り上がる場面があった。
【映像】もはやサービスカット!?CMもなく流れるアイキャッチ(13分20秒ごろ〜)
第2話には3回、アイキャッチが挿入される場面がある。最初の2回はCM前後で、CM入り前の1つ目のアイキャッチは本編タイトルのみを表示する静かなものだ。これはアニメ「機動戦士ガンダム」第1話でのみ使われたのと同じ演出。そして2つ目となるCM明けのアイキャッチは、1つ目と見た目こそ変わらないが、「機動戦士ガンダム」第2話から第11話に挿入されたもののオマージュとなっていた。
ここまでですでにファーストガンダムのオマージュがあふれていたこともあり、この2つのアイキャッチの時点でSNS上も「アイキャッチもかい!!」「おい アイキャッチやりやがったなwww」と沸いていたが、それを上回る盛り上がりを見せたのが3つ目のアイキャッチだった。
CM前後の区切りでもなく、物語の進行が一段落したタイミングで、唐突にアイキャッチが挿入されたのだ。しかも、シャアが操縦するモビルスーツがビームサーベルで相手を撃破し、「ガンダムか……。このモビルスーツが今後の戦略の鍵となるのかもしれんな」という重要なセリフを放ったあとというタイミングで流れたこのアイキャッチが、“ビームサーベル振り下ろしカット”。これはアニメ「機動戦士ガンダム」第12話から第42話まで挿入されていたアイキャッチを完全再現した演出だった。
まさかの3度目のアイキャッチにファンも即反応。「おいアイキャッチ!!シャア!!じゃねンだよwwwwwwwww」「CM関係なく入れたくて入れてるぞアイキャッチ」「もうアイキャッチ芸じゃねぇか!」「アイキャッチで遊ぶなw」などXで一気に話題が沸騰し、「アイキャッチ」が一時トレンド首位となっていた。
この“ビームサーベル振り下ろし”の演出はファーストガンダム世代にはおなじみのアイキャッチカット。ただ、主役機が力強くサーベルを振り下ろす。無駄がないどころか、もはや潔すぎる演出である。
また、このアイキャッチはCMを挟まない本編中の転換的挿入だったため、物語の最中に突然割り込んでくるという絶大なインパクトがあった。完璧なオマージュでありながら予定調和ではない演出に驚いたという視聴者も少なくなかっただろう。
ただ懐かしさを狙っただけではない、遊び心と大胆さが詰まった演出の妙技が、オールドファンにはたまらないものとなったようだ。
「機動戦士Gundam GQuuuuuuX」は、1979年から続く「機動戦士ガンダム」シリーズの最新作。宇宙に浮かぶスペースコロニーで平穏に暮らす女子高校生のアマテ・ユズリハが、少女ニャアンとの出会いにより、非合法なモビルスーツ決闘競技《クランバトル》に巻き込まれていく物語だ。「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」シリーズなど手がけるスタジオカラーとサンライズの共同制作が話題を呼び、テレビシリーズに先駆けて今年1月に公開された劇場版は、興行収入30億円を超える大ヒットを記録した。
(C)創通・サンライズ