たとえ幻でもフリーレンの中のヒンメルは勇者だった…「撃て」の一言に見える2人の間の見えなくて強い絆
2025年4月21日(月)22時0分 ABEMA TIMES

たとえ幻影だとしても、ヒンメル(CV:岡本信彦)が勇者であることには変わらない——。アニメ「葬送のフリーレン」第5話でのヒンメルの幻とフリーレン(CV:種崎敦美)の短い会話から、2人の心の深い結びつきが感じられる。
【映像】ヒンメルの幻影がフリーレンに「撃て」(10分40秒ごろ)
フリーレンとヒンメルは、かつて10年間ともに冒険して、魔王を倒した仲間だ。1000年以上生きるエルフのフリーレンは、人間と時間の感覚が大きく異なるせいで、ドライなところがある。それでも彼女なりにヒンメルのことを大切に感じているようで、また、劇中では、ヒンメルがフリーレンに対して何か特別な感情を抱いていたことを示唆するような描写がたびたびある。
第5話では、フリーレンと弟子のフェルン(CV:市ノ瀬加那)が幻影鬼(アインザーム)と対峙した。幻影鬼は、狙った相手の大切な人に化けて惑わせる魔物だ。過去にフリーレンは、師匠である大魔法使いフランメ(CV:田中敦子)の幻影を見せられたことがあるらしい。
フリーレンは、今回もフランメの幻影が現れると思っていたが、出てきたのはヒンメルの幻影だった。フリーレンは意外そうにしつつも、「私も少しは変わっているってことかな」とどこか嬉しそうな表情を浮かべた。ヒンメルの幻影は、本物と同じ優しい笑顔で「フリーレン、撃て」と語りかけて、フリーレンは、「そうだね、ヒンメルならそう言う」と迷わず攻撃魔法を放った。
短いやり取りながら、フリーレンのヒンメルへの信頼が伝わるシーンに、「フリーレンがヒンメルを凄く信頼してたんだなって思えて良かった」「ホンマこのイケメン勇者がよ……」「ヒンメルの『撃て』がカッコよすぎて鳥肌立った」「尊くてグッときた」と感動の声が相次いだ。
現在一挙配信中のアニメ「葬送のフリーレン」は、「週刊少年サンデー」で連載中の原作・山田鐘人氏、作画・アベツカサ氏による同名漫画が原作。魔王が討伐された“その後”の世界を舞台に、1000年以上生きる魔法使いのフリーレンが “人を知るための旅”に出る物語だ。数々の賞を受賞するなど絶大な支持と評価を得る原作コミックスは既刊14巻で、累計2400万部を突破している。2026年1月より、待望のテレビアニメ第2期が放送されることが決定した。
※種崎敦美の「崎」は、正式には“たつさき”
(C) 山田鐘人・アベツカサ/小学館/「葬送のフリーレン」製作委員会