樋口真嗣監督、誰よりも撮影を満喫 『新幹線大爆破』で上野と青森を7往復 爆発シーンは「ついついやりすぎちゃう」
2025年4月21日(月)20時13分 オリコン
誰よりも撮影を満喫していたという樋口真嗣監督 (C)ORICON NewS inc.
本作は、1970年代の名作『新幹線大爆破』を原案に、同映画の大ファンである樋口監督が“現代版リブート”として完全再構築。最新のVFXと得意の特撮、JR東日本の特別協力による実際の新幹線車両や施設を使用した撮影、そして、『日本沈没』でも樋口監督とタッグを組んだ主演の草なぎ剛をはじめとするキャスト陣による緻密な人間ドラマが融合した、新たな傑作の誕生に期待が高まっている。
物語の舞台は、東京へ向けて疾走する「5060B(はやぶさ60号)」。走行中の車内に爆弾が仕掛けられ、「減速すれば即、爆発」という過酷な条件の中、乗客を守るため奮闘する車掌・高市(草なぎ)、運転士・松本(のん)、総合指令所の責任者・笠置(斎藤工)らの姿が、リアルな緊迫感とともに描かれる。
実際の新幹線車両で東京・青森間を7往復させるなど、JR東日本の特別協力があった本作。大変だったところを問われると樋口監督は「申し訳ないんですけど…。たぶんスタッフキャストみんな全員、歴史に残るぐらい大変だったと思うんですけど、俺だけめちゃくちゃ楽しんでいた。明日が早く来ないかなっていうぐらい、降りたくないぐらい、ずっと(新幹線に)乗っていたかった日々だったんで。上野から6時半に出て、その青森まで行って、青森からまた戻ってきて、6時半に上野に着くんですけども、上野着くのが惜しいわけ。『明日もどうせ乗るんだから乗ってたらダメかな』みたいな」と振り返って笑わせた。
そんな樋口監督の話を聞いた草なぎは「監督は、そうやっておっしゃいますけど、みんな楽しかったなと思います」と笑顔で応じていた。また、樋口監督らしく特撮とVFXを織り交ぜた爆破シーンが見どころに。樋口監督は「大先輩たちがやってるんで、すごく安心はしてるんですけど、ついつい爆発をやりすぎちゃうんですよね。で、そんな爆発やったら、せりふがつながらなくなっちゃうっていうぐらいデカい爆発になっちゃったりもした。そういうところは後でせりふを録り直すぐらいすごい爆発が今回は撮れたと思ってます」と力を込めていた。
そのほか、細田佳央太、のん、要潤、斎藤工も参加した。