THE SECOND、グランプリファイナル進出8組決定! 「ノックアウトステージ 16→8」の対戦結果を総括した

2025年4月23日(水)10時55分 All About

結成16年以上のタイマン漫才賞レース『THE SECOND〜漫才トーナメント〜2025』の「ノックアウトステージ 16→8」が終了。熾烈な戦いの結果をお伝えします! (サムネイル画像:公式X)

結成16年以上の実力派漫才師たちによるタイマン漫才賞レース『THE SECOND〜漫才トーナメント〜2025』!
最終決戦となるグランプリファイナル進出8組を決める「ノックアウトステージ 16→8」が終了。熾烈な戦いの結果をお伝えします!

M-1とは何もかも違う! まずは『THE SECOND』の大会形式をおさらい


THE SECONDは、まず放送作家やディレクターらが審査する選考会にて、100組以上のエントリーから本戦出場の32組が選ばれます。
本戦はトーナメント形式で進行。対戦ごとに観客100人が各自3点満点で審査し、合計点の多い方が勝利します。前回大会のファイナリストにはシード権が与えられ、選考会なしで本戦進出。各ブロック第1試合の後攻に配置されます。
また、選考会で特に評価が高かった上位8組は「ポットA」と呼ばれ、各ブロック第2試合の後攻に配置されます。今大会のポットAは、マシンガンズ・三拍子・リニア・吉田たち・モグライダー・囲碁将棋・ヘンダーソン・ツートライブの8組。
それでは、気になる各ブロックの対戦結果を見ていきましょう!

Aブロック:祇園 vs マシンガンズ

前ステージで同じNSC28期生、2024年ファイナリストのラフ次元との「同期対決」を278対261で勝利した祇園。
対するは、今回の選考会で上位8組の「ポットA」に選ばれ、前ステージでは見取り図と対戦して295対270という大会史上2番目の高得点を叩き出した、2023年準優勝のマシンガンズ。
激戦の結果は……251対279! 後攻のマシンガンズが貫禄を見せつけて、2度目のグランプリファイナルに駒を進めました。
「今年は忘れものを取りに行きます!」と意気込みを語った西堀さんに対して「もうちょっと気の利いたコメントないのかよ」とツッコむ滝沢さん。2年越しのリベンジ…となるのでしょうか。

Bブロック:モンスターエンジン vs ドドん

2023年はベスト32、2024年はベスト16と着実に順位を上げ、前ステージではアモーンを276対247で退けたモンスターエンジン。
対するドドんは、結成16年目の今回がTHE SECONDへの初参加ながら、前ステージで「ポットA」の三拍子を280対252で倒して上がってきました。
対戦結果は……274対265! 先攻のモンスターエンジンが、拮抗した戦いを9点差で制して勝利。
意気込みを聞かれた大林さんは「3年目の挑戦にしてグランプリファイナルに進出するのは初めてなので、とにかく楽しく漫才ができればいいのかな」とコメントしました。

Cブロック:金属バット vs リニア

金属バットは、過去2大会ともにグランプリファイナルに進出した唯一のコンビ。前ステージではエル・カブキと対戦して264対247で勝利しています。
一方のリニアは、選考会で「ポットA」に選ばれ、前ステージでは本田兄妹と戦って289対267。高得点で初のベスト16進出を果たしています。
優勝候補か、ポットAか。対戦結果は……288対250! 先攻の金属バットが快勝し、3年連続のグランプリファイナル進出。
勝者コメントで、小林さんは「本番前、隣のスタジオに入るガチャピンとあいさつできたのが勝因やと思います」と自己分析。ガチャピンパワーで今回こそ優勝となるのでしょうか。

Dブロック:母心 vs 吉田たち

前ステージで2024年準優勝のザ・パンチを268対249で倒して、勢いに乗る母心。
対するは、「ポットA」に選出されて前ステージでは天津を284対255という高得点で制した吉田たち。
くしくも共に結成17年目という注目の対戦。勝敗は……194対285! 大きく差をつけて、後攻の吉田たちが勝利。
初のグランプリファイナル進出について、こうへいさんは「ゴールデンタイムの番組でネタをお見せできることが何よりもうれしい」とコメントしました。

Eブロック:ザ・ぼんち vs ハンジロウ

ザ・ぼんちは、結成53年目の大ベテラン。ステージで「ポットA」のモグライダーとぶつかるも283対265と選考会での評価を覆して勝ち上がってきました。
対するハンジロウは、2024年にグランプリファイナルへ進出した実力派コンビ。前ステージではトットを290対229という高得点で倒しました。
実はこの2組、2024年の「開幕戦ノックアウトステージ32→16」でも対戦。2点差という僅差でハンジロウが勝利しています。
世代を超えた因縁の対決、ザ・ぼんちがまさかのタイムオーバーで10点減点になるも……273対260! 前回大会のリベンジを果たしました。
減点での勝利について、おさむ師匠は「時計をもっと前に持ってこんかーい!」とコメント。72歳の史上最年長ファイナリストが誕生しました。

Fブロック:タモンズ vs 囲碁将棋

2024年のファイナリストで、前ステージではツーナッカンを287対268で破ったタモンズ。
対するは2023年のファイナリストで、本大会では「ポットA」に選出。前ステージでシャンプーハットと戦って297対275という大会史上最高得点を叩き出した囲碁将棋。
両コンビとも「大宮セブン」に所属する盟友対決でしたが、結果は……256対287! 後攻の囲碁将棋に軍配が上がりました。
意気込みを聞かれた文田さんは「このあと3勝して、きっちり優勝したい」、根建さんは「ここまで来られたので、あとはもうお祭りだと思って楽しみたい」とコメントしました。

Gブロック:ヘンダーソン vs はりけ〜んず

M-1ラストイヤーの2023年に敗者復活戦まで勝ち残ったヘンダーソン。今大会では「ポットA」に選出され、前ステージではチャーミングと対戦。277対260で勝ち上がりました。
対するはりけ〜んずは、M-1の第1回時点で結成11年目だったために出場資格を得られず、長年予選の司会を務めてきました。前ステージではタナからイケダに287対248で勝利。
元M-1戦士か、M-1予選の名司会か。M-1ファンも見守る勝負の行方は……265対286! 後攻のはりけ〜んずが初のグランプリファイナル進出を決めました。
勝利後、前田さんは「ヘンダーソンがめちゃめちゃ面白かったので、逆に開き直ってやれたのがよかったのかな」と相手を称え、新井さんは「せっかくここまで来たので、1個1個のネタを、1回1回の試合を大切に戦いたい」と意気込みを語りました。

Hブロック:ツートライブ vs ななまがり

「ポットA」に選出され、前ステージではジャルジャルを284対255で倒して勝ち上がったツートライブ。
対するななまがりは、前ステージでレイザーラモンと対戦し、290対270で突破。3点票91人を獲得してベスト16入り。
高得点で勝ち上がったコンビ同士、どちらが勝ってもおかしくない激戦必至の組み合わせでした。結果は……278対265! 先攻のツートライブが初のグランプリファイナル進出を決めました。
意気込みについて、周平魂さんは「グランプリファイナルでやりたいネタがあるんですけど、放送コード的に大丈夫なんかなって」とコメント。どんなネタをやるのか注目です!
運命のグランプリファイナルは、5月17日19時からフジテレビ系で生放送! また、進出8組で改めてトーナメントを組み直す抽選会は4月25日20時から公式YouTubeにて生配信されます。気になる人はぜひチェックしてみてくださいね。
この記事の筆者:石川 カズキ
1984年沖縄県生まれ。筑波大学人間学類卒業後、会社員を経て芸人・作家・コピーライターに。エレキコミック・ラーメンズを輩出した芸能事務所トゥインクル・コーポレーション所属。第60回宣伝会議賞コピーゴールド受賞、LOFT公式YouTubeチャンネル「コントするイシカワくん」シリーズのコント台本・出演、KNBラジオCMコンテスト2020・2023協賛社賞受賞など。お仕事があればお気軽にご連絡ください。AIから仕事を奪うのが目標です。
(文:石川 カズキ)

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