月15万円“美容男子”に業界熱視線 直川貴博アナのモットーは「仕事は泥くさく、肌は奇麗に」

2025年4月26日(土)4時36分 スポーツニッポン

 日本テレビ「news every.」と「Oha!4 NEWS LIVE」に今月から出演している直川(のうがわ)貴博アナウンサー(31)の個性的なキャラクターが注目されている。メークやファッションが趣味で月に10万〜15万円ほど美容に費やす“美容男子”。視聴者から「男性とは思えない奇麗さ」「ふとしたしぐさが可愛い」などと評され、ひときわ目を引く存在だ。

 3月末に8年間在籍した福島中央テレビを退社し、現在は芸能事務所「セント・フォース」に所属。「番組に慣れるのに必死で新人時代に戻ったみたい」と心機一転している。

 夕方の帯番組の顔として活躍し「ノウパン」の愛称で親しまれた福島時代。当時から個性派アナとして注目され、2022年には日本テレビ「踊る!さんま御殿!!」に出演。美容キャラ以外に「やだぁ」など独特な言葉遣いでインパクトを残し、SNSでもトレンド入り。知名度は全国に広がり、複数の芸能事務所が「フリーになっても間違いなく活躍できる」と熱視線を注いでいた。

 その華やかなルックスと裏腹に、仕事には「地道に取り組むタイプ」(事務所関係者)という。福島時代は記者・ディレクター職も兼ねて、週の半分以上はデジカメを手に現場を駆け回った。「忘れっぽい」と自覚し、あらゆることを懸命に書き留めた。「刻んできたことは今の支え」と8年間で使用したノートは80冊以上にもなる。

 思い出深いのは、東日本大震災による原発事故被災地での取材。営業再開し奮闘する一軒の美容室に約3年間密着。「早朝、年末年始も迷惑なくらい数え切れないほど通った」。目標としたドキュメント番組にもなり「泥くさく続けたことが美しいものになったんです」と笑顔で振り返った。

 「地方のことも全国視点で伝えたい」と決意して福島を離れた。「仕事は泥くさく、肌は奇麗に頑張っていきたい」。活躍の場が全国へと移っても変わらず肌も仕事の腕も美しく磨いていく。 (山内 健司)

 ◇直川 貴博(のうがわ・たかひろ)1994年(平6)2月28日生まれ、和歌山県出身の31歳。中大卒業後、17年に福島中央テレビ入社。夕方の情報番組「ゴジてれ Chu!」などで活躍。今年4月から「news every.」では月〜金曜に出演し「Oha!4 NEWS LIVE」では水曜のメインキャスターを担当中。防災士の資格を持つ。1メートル70、血液型O。

【フリーアナ飽和状態 自分だけの武器必須】

 アナウンサーの競争が激しくなる中、最近は個性派アナが注目を集めている。フジテレビの上垣皓太朗アナが24歳とは思えない、ベテランのような落ち着きで話題に。フリーでは、3月末でNHKを退局した中川安奈(31)が同局らしからぬセクシーなファションで注目を浴びた。芸能プロ関係者は「フリーアナは飽和状態。ルックスや知名度だけでは生き残るのが難しい。自分だけの強い個性や武器がないと埋もれてしまう」と指摘した。

スポーツニッポン

「月」をもっと詳しく

「月」のニュース

「月」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ