さすが持ってる!藤井聡太竜王・名人、期待通りに羽生善治九段を指名&抽選ゲット「非常にうれしかった」/将棋・ABEMAトーナメント2024

2024年4月28日(日)11時0分 ABEMA TIMES

 ファンの期待通りに指名し、そしてゲット。もう「持ってる」としか表現しようがない。将棋界の早指し団体戦「ABEMAトーナメント2024」ドラフト会議の模様が4月27日に放送された。藤井聡太竜王・名人(王位、叡王、王座、棋王、王将、棋聖、21)は1巡目に将棋界のレジェンド羽生善治九段(53)を指名、3人重なる中で見事に当たりくじを引き当てた。2巡目には青嶋未来六段(29)も獲得し、チェスつながりも完成。「運よく当たりくじを引くことができて、非常にうれしかったです」と目尻を下げた。

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 団体戦になってから初めて、羽生九段が「選ばれる側」に回った今大会。誰がタイトル99期のスーパーレジェンドを指名するかが、ドラフト会議最大のポイントだったが、天下の八冠王は期待を裏切らない。序列1位ということもあり、最初に指名した棋士が明かされたが、そこには羽生九段の名前が記されていた。ファンはもちろん、ドラフト会議に出席していた他のリーダーからも、喜びとどよめきの反応が起きる中、注目の抽選では3枚のくじからマーク入りのものを引き当て、ニッコリと笑顔を見せた。

 ここまで来ると、もはや偶然ではなく必然だ。「もちろん羽生先生を指名したら抽選必至だと思っていたのですけど」と、重複することは覚悟の上。それでも引いてしまった。「羽生先生の実績は今さら言うまでもないですが、ABEMAトーナメントでもすごく活躍されていますので、同じチームで戦えるのは、こんなに心強いことはないです」と、偉大な先輩と同じチームになったことを素直に喜んだ。八冠王と連盟会長、いろいろと催しで同じ空間にいることは増えたが、そこまでじっくり話し込む時間もない。「いろいろお話を伺えるのも楽しみです」と、ワクワクしている。

 2巡目に選んだのが青嶋六段というのも絶妙だ。3人共通の趣味であるチェスでつながることで、話題にも困らないだろう。また戦術面を考えても居飛車、振り飛車どちらも指しこなすオールラウンドプレーヤーがいるのは心強い。「ABEMAトーナメントでの実績も素晴らしいので、本当にすごくよいチームになりました」というのも本音だろう。

 これだけの顔触れとなれば、やはり久しぶりに優勝がしたい。「当然上を目指せると思っているので、優勝を」としっかり言葉にした。ファン待望の黄金チーム、どう考えても必見だ。

◆ABEMAトーナメント2024 第1、2回が個人戦、第3回から団体戦になり今回が7回目の開催。ドラフト会議にリーダー棋士11人が参加し、2人ずつを指名、3人1組のチームを作る。残り1チームは指名漏れした棋士が3つに分かれたトーナメントを実施し、勝ち抜いた3人が「エントリーチーム」として参加、全12チームで行われる。予選リーグは3チームずつ4リーグに分かれ、上位2チームが本戦トーナメントに進出する。試合は全て5本先取の9本勝負で行われ、対局は持ち時間5分、1手指すごとに5秒加算のフィッシャールールで行われる。優勝賞金は1000万円。
(ABEMA/将棋チャンネルより)

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