いい趣味してるじゃないか!まるでガンプラみたいなカラーの機体がかわいい「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」
2025年4月28日(月)21時30分 ABEMA TIMES

劇場版「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」には多数のモビルスーツが登場する。中でもガンダム風の派手なカラーリングが特徴の「ホビー・ハイザック」は、その愛らしいデザインがコレクター魂をくすぐる存在だった。
ホビー・ハイザックは、地球連邦軍とアナハイム・エレクトロニクス社が共同開発した汎用量産型モビルスーツ「ハイザック」が用途廃止後に民間へ払い下げられた機体だ。スポーツや個人の趣味用としても利用されていた。
シャア・アズナブル(CV:池田秀一)はクェス・パラヤの父で連邦政府高官のアデナウアー・パラヤと極秘会談を行うために、ロンデニオンを訪れていた。この会談では、ネオ・ジオンへの小惑星アクシズ譲渡と引き換えに停戦合意を結ぶという取引が行われていた。
その頃アムロ・レイ(CV:古谷徹)は、クェスとハサウェイ・ノアを連れて、自然豊かなコロニーの中を車で走らせていた。そこで偶然にも、会談を終えて馬を駆るシャアと鉢合わてしまう。「なんでここにいるんだ」と追いかけるアムロに対し、シャアは「私はお前と違ってパイロットだけをやっているわけにはいかん」と言いながら逃げ出した。
アムロは追いつくと取っ組み合いになり、シャアを投げ飛ばして銃を構えようとした。しかし、シャアの言葉に共感したクェスがアムロから銃を奪い、シャアと共に走り出してしまう。このシャアのピンチに駆けつけたのが、ギュネイ・ガス(CV:山寺宏一)が搭乗したホビー・ハイザックだった。
鮮やかなトリコロールカラーのホビー・ハイザックは、コロニーの監視員にも目を留められ、「いい趣味してるじゃないか。いくらなら売る?」と声をかけられた。これに対し、ギュネイは「冗談言わないでくれよ!ちょっと売れないね!」と返答している。
その後、ホビー・ハイザックはクェスの操縦訓練に使用された。クェスは“とんぼ返り”など、初操縦とは思えない曲芸飛行を披露し、「才能があるようだな」とシャアも感心していた。
まるでガンプラのような機体は、もし実物があったらそのかわいらしい見た目からガンダム以上に人気を博しそうな一機だ。
アニメ「機動戦士ガンダム」は1979年4月から1980年1月まで放送されたサンライズ制作のロボットアニメで、富野由悠季監督が手掛けた作品。“リアルロボットアニメ”という新ジャンルを開拓し、以後のアニメに多大な影響を与えた。劇場版「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」は1988年3月に公開。劇場オリジナル作品として制作された初のガンダム映画で、「機動戦士ガンダム」から14年後の宇宙世紀0093年が舞台となっている。
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