「消費税引き下げ反対」と杉村太蔵 周りに猛反発されても自説曲げないのは「別の負担増」が心配だから

2025年5月8日(木)17時50分 J-CASTニュース

「いやあ、評判悪くてねえ。お前が全部払えって言われましたよ」——元衆院議員でタレントの杉村太蔵さんは、スペシャルキャスターを務める情報番組「サン!シャイン」(フジテレビ系)でこう苦笑いした。2025年5月8日の放送では、政治ジャーナリストの田崎史郎氏、経済アナリストの馬渕磨理子氏を交えて、永田町で再燃した消費税減税を取り上げた。

「『マジ、何言ってんの』って感じなんですよ」

実はこのテーマでこれまでもトークしていて、杉村さんは先週も「消費税引き下げに、僕は反対です」ときっぱり言い切ったのだ。そしたら猛反発を食らい、「相当いろんな人から、『マジ、なに言ってんの』って感じなんですよ。減税待望論がこんなに強いのかなっていう感じがします」と言いながら、改めて減税反対を説明した。

「消費税減税の最大の懸念は富裕層にまで減税になること。物価が高くて、(生活が)苦しくて消費税減税を要求しておられる方は、給付を政府に求めた方がいいのではないかと。税金を払える人には払ってもらった方がいいのではないか、というのが私の考えです」

「僕もそうなんですよ」と勢い込んだワケ

とはいえ、スタジオ内は減税を求める雰囲気で、四面楚歌の杉村さんに田崎氏が助け舟を出す。「ある世論調査によりますと、消費税を下げた場合、社会保障に非常に不安を感じますというという人が55%に達しているんですよ」と解説した。

杉村さんは得たりや応とばかり、「僕もそうなんですよ」と勢い込む。「消費税って、医療、介護、年金、子育て支援など、これの大切な財源になってますよね。これが失われると、今度はどうなるのかといったら、社会保険料の負担が大きくなってしまうんじゃないかと」と心配する。富裕層にまで減税するよりも、現行のままで消費税を社会保障の財源として維持し、所得の低い層には給付金を支給という主張なのだ。参院選向けに減税ポピュリズムを競っている与野党の案に比べて、ずっと正論に聞こえるが......。

(シニアエディター 関口一喜)

J-CASTニュース

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