「消費税減税反対」の杉村太蔵に「国民の気持ちわかっていない」 猛バッシングのなか助け舟出した芸能人

2025年5月16日(金)13時21分 J-CASTニュース

フジテレビ系情報番組「サン!シャイン」木曜スペシャルキャスターの元衆院議員タレント・杉村太蔵さんが2025年5月15日放送で、先週に続いて「消費税減税反対」を語った。杉村さんの主張は、富裕層の税負担も軽くする消費税の減税ではなく、本当に生活に困っている人に絞って相当の給付金を支給すべしというもの。 熱弁は止まらない。

「現役世代の社会保険料に跳ね返ってくる危険」

給付だとタンス預金になってしまうという批判に対して、杉村さんは「低所得の方はもう苦しいわけですから、(給付金を受け取ったら)使いますよ。生活に困ってない人に渡すからタンスにいくんです」と反論、視聴者からの「減税&給付じゃないと意味ない」「杉村さんは甘すぎる! 国民の気持ちがわかっていない」という声についてはこう説明した。

「(消費税は)社会保障、医療、介護、年金、子育て支援の貴重な財源になっているので、この財源を失ってしまうと、現役世代の社会保険料に跳ね返ってくる危険があります。トータルで考えると、減税というのは、所得の低い方にはあまり意味がなくて......。だったら、きちんと給付して、負担できる人には負担してもらった方が効果として成立するんじゃないか、というのが僕の意見です」

困っていない世帯に手厚い給付「どうなんだ」

これに、ゲストコメンテーターのカンニング竹山さん(お笑い芸人)が賛同した。

「減税するとか、お金を給付するということに対して、イヤだという人はいないですよね。でも、将来を見据えた時に、社会保障とか少なくなっちゃうよと、なんでかっていったら、日本全体にもうお金がないんだから。そういうことも考えなくちゃいけない。年金少ない、社会保障もいろいろ少ない、お金がない(となったら)どうすんの?」という。

杉村さんは「私はいま健康でお仕事もいただいてます。子どもたちも医療費はタダですし、これから高校授業料もタダだそうです。なんだったら、児童手当もいただけます。まったく困っていない世帯に、これだけ手厚く給付があるって『どうなんだ!』と(考えなくてはいけない)。もうちょっと給付の仕方を見直すということを、同時にやった方がいいんじゃないかと考えます」と締めくくった。

杉村さんの「減税反対論」はこの番組の名物コーナーになって来た。次の週日も続きそうだ。

(シニアエディター 関口一喜)

J-CASTニュース

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