サンモニ・膳場貴子キャスター 自民・西田氏の「納得できる歴史」発言に注目「本音が透けて見える気が...」

2025年5月11日(日)16時53分 スポーツニッポン

 フリーアナウンサーの膳場貴子(50)が11日、総合司会を務めるTBS系「サンデーモーニング」(日曜前8・00)で、自民党の西田昌司参院議員が沖縄戦で犠牲となった学生らを慰霊する「ひめゆりの塔」の展示説明を「歴史の書き換え」とした自身の発言を撤回したことについて言及した。

 西田議員は9日、国会内で記者会見を行い、「非常に不適切だった。沖縄県民におわび申し上げ、発言を訂正、削除する。撤回する」と述べた。一方で、発言の根拠とした展示説明を過去に見たとの主張は変えず「事実関係は私が申し上げた通りだと思っている」と語った。

 膳場アナは「注目したい点はもう1つありまして、西田議員は問題の発言があったシンポジウムで“自分たちが納得できる歴史を作らなければいけない”とも語っているんですね」と3日の那覇市でのシンポジウムでの発言を紹介。そして「自分たちが納得できる歴史とか歴史を作るという部分に西田氏の本音が透けて見えているような気がしますね」と元TBSのキャスター松原耕二氏に話題を振った。

 松原氏は「まさにそうだと思う」とうなずき、「西田氏は日本が侵略して戦争が始まって米軍が解放したと、これを東京裁判史観だと言って批判しているんですが。そういうことが書かれた展示があったんだと、そういう趣旨のことを何度か繰り返していて。ただ事実関係としてはそういう展示は存在していないし、そうした沖縄の教育、めちゃくちゃな教育がされてきたということを言っていた。それ自体撤回しないというふうに言ってるわけですね」と西田議員の発言と“撤回”について説明。

 そして沖縄の人々は「戦前も戦後も(日米の)軍に押さえつけられた、本当に苦しんできたという記憶がある」とし、「西田氏は最後まで“歴史を取り戻す”ようなことを(言って)、ここは譲ってないんですよ。私はそこに一番危うさを感じます」と指摘した。

スポーツニッポン

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