「光る君へ」うたのおねえさん竹内夢が大河初出演!緊張も三浦翔平&金田哲に感謝 藤原光子役で存在感

2024年5月12日(日)20時45分 スポーツニッポン

 2018年からNHK Eテレ「おとうさんといっしょ」(月曜後4・10)のレギュラーを務める女優でタレントの竹内夢(24)が、12日に放送されるNHK「光る君へ」(日曜後8・00)第19話に登場。大河ドラマ初出演を果たした。時代劇も初挑戦となったが、政変「長徳の変」に絡むキーパーソン・藤原光子役で存在感。共演した俳優の三浦翔平(35)はんにゃ.金田哲(38)に感謝した。

 <※以下、ネタバレ有>

 「ふたりっ子」「セカンドバージン」「大恋愛〜僕を忘れる君と」などの名作を生み続ける“ラブストーリーの名手”大石静氏がオリジナル脚本を手掛ける大河ドラマ63作目。千年の時を超えるベストセラー「源氏物語」を紡いだ女流作家・紫式部の波乱の生涯を描く。大石氏は2006年「功名が辻」以来2回目の大河脚本。吉高由里子は08年「篤姫」以来2回目の大河出演、初主演となる。

 第19話は「放たれた矢」。藤原道長(柄本佑)が右大臣に任命され、公卿の頂点に上り詰めた。これを境に、先を越された藤原伊周(三浦翔平)との軋轢が高まっていく。一方、ききょう(ファーストサマーウイカ)の計らいにより、まひろ(吉高由里子)は内裏の登華殿を訪ねることに。藤原定子(高畑充希)との初対面に緊張していると、一条天皇(塩野瑛久)も現れる。ある夜、女に裏切られたと落ち込む伊周を、藤原隆家(竜星涼)は強引に女の家へ。これが大事件へと発展し…という展開。

 藤原伊周と藤原隆家が花山法皇を襲い「花山院闘乱事件」とも呼ばれる政変「長徳の変」(長徳2年、996年)の導入部分が描かれた。

 竹内が演じたのは、藤原斉信(金田哲)の異母妹・藤原光子役。この頃、伊周は光子のもとに度々、忍んでいた。

 ある夜、斉信の屋敷の前には見事な牛車。早々と帰宅した兄に、隆家は「あれ?女のところに行ったんじゃないのか。フラれたの?男が来ていたとか」。伊周は酒をあおり「まさかあいつ(光子)に裏切られるとは…思わなかった」と涙した。

 隆家は「よし、(男を)懲らしめてやろう」。伊周は「関白になれなかったゆえ、女まで俺を軽んじるのだ」と気乗りしないが、隆家は「行こう。誰だか確かめるだけでもいい。ほら、兄上」と連れ出した。

 斉信の屋敷。帰路に就く男の姿が目に入ると、隆家はニヤリと笑い、矢を放つ。寸前で難を逃れた男は尻もちをつき、中から斉信が駆けつけ「院!いかがされました、院!」。「矢を射かけられたのは、花山院(本郷奏多)。長徳の変の始まりである」(語り・伊東敏恵アナウンサー)——。

 光子は藤原為光(阪田マサノブ)の三女で「三の君」「寝殿の上」の名で知られる。光子に別の男がいると思ったのは、伊周の勘違い。花山法皇が斉信の屋敷にいたのは、藤原よし子(よし=りっしんべんに氏/井上咲楽)と光子の妹「四の君」のもとに通っていたためだった。

 竹内は舞台「美少女戦士セーラームーン」「僕のヒーローアカデミア」「呪術廻戦」などで活躍。ウェブドラマ「死神さん2」(Hulu、22年)の経験はあるが、テレビドラマ出演は今回が初。「おとうさんといっしょ」では、番組の舞台・レオレオ駅の近く住むゆめ役。「おかあさんといっしょ」の“うたのおねえさん”に当たるポジションを務め、人気を博している。

 三浦、金田との共演シーンがあり「三浦さんには『初めての時代劇が大河ドラマだなんて、緊張して当たり前だよ』と優しく場を和ませていただき、失敗してはいけないという自分の中の緊張感が和らいだのをとてもよく覚えています。金田さんには撮影中も気さくに声を掛けていただいて、自分がうまくできない場面でもとても助けられました。現場では終始緊張してしまっていたのですが、お二方、そして現場の皆さまには心から感謝しています」と振り返り、謝意。

 「衣装や小物、撮影セット、どこを見渡しても細部までこだわり抜いた世界に、経験したことのないエネルギーを撮影現場から感じました」と大きな収穫となった今作。今後については「型にはまることなく、表現を楽しみ続けられる人でありたいです。女優業に限らず、1人の人間として心豊かでいるために、たくさんの経験をして、そこで生まれる感情を1つ1つお仕事に反映させていきたいと思っています」と抱負を語った。

スポーツニッポン

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