10カードぶりに勝ち越しの中日に希望の光  脅威の「.333」 "隠れ首位打者"の存在とは

2024年5月23日(木)16時10分 ココカラネクスト

村松は好調を維持している(C)TakamotoTOKUHARA/CoCoKARAnext

 中日は5月22日の巨人戦(東京ドーム)に4−2の逆転勝ち。10カードぶりのカード勝ち越しとなった。

 組み替えた打線が機能した。この日は5番にオルランド・カリステを配置。カリステは6回二死一、二塁から細川成也に続く2点適時打をマーク。右翼フェンス直撃の逆転の適時打を放ち、二塁塁上でベンチに向け、喜びのポーズを示した。

【動画】好投していた堀田は6回にカリステに二塁打を浴びるなど、逆転を許した

 ここまで好投しながら勝ち星にめぐまれなかった先発左腕、小笠原慎之介に待望の2勝目をプレゼントした。

 主軸の中田翔を故障で欠く中、5番打者で不安定な起用が続いていたが、この日のカリステの活躍はチームに勇気を与えるものとなった。

 また存在感を示したのは「1番・遊撃」で先発した村松開人にもあった。3回に左前打、7回にも中継ぎの馬場から中前適時打を放つなど、5打数2安打1打点と勝負強さを発揮。これで5月に入って7度目のマルチ安打を記録と好調を維持している。

 規定打席にはわずかに足りないものの、打率「.333」と、"隠れ首位打者"ともなっており、まもなく打率リーディングにも名を連ねそうだ。

 今季がプロ2年目、ルーキーイヤーの昨季もサヨナラ安打を2本放つなど勝負強さは注目されていた。課題とされた守備にも改善の兆しが見られるとあって、新リードオフマンとして期待がかかる。

 22日の試合では2番に入った田中幹也も3打数1安打、2つの四球を選ぶなど、2番打者らしい働きで好機につなげた。村松、田中と足のある1、2番打者が定着すれば、チームにとっても再び安定した戦いにつながる側面も出てきそうだ。 

 4月に単独首位に立った時期もあるチームはこのところ苦しい戦いが続いていたが、再び上昇気流を捉えられるか。今後も注目となりそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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