阪神・藤川監督 マダックスの村上に「今日はホッとしてもらいたい」 MLBで本家の兄に「僕は教わった」
2025年5月10日(土)17時30分 スポーツニッポン
◇セ・リーグ 阪神2—0中日(2025年5月10日 甲子園)
阪神は村上が2試合連続完封を、99球以下の「マダックス」で達成した。藤川監督は「監督としてまだまだ、まだまだ満足をさせないように、ホッとさせないようにという思いでいますけど、今日はちょっとだけホッとしてもらいたいですね。素晴らしいピッチングでした」と絶賛した。無四球での投球に、「いつも締まったピッチングをしてくれるといいますか、内野の守備も守りやすいですしね。すごくリズムのあるピッチングできょうも素晴らしかった」と語った。
「精密機械」の異名を取り、MLB通算355勝を挙げた本家のマダックスとは、レンジャーズ時代の15年に、選手とゼネラルマネジャー補佐だった関係がある。その兄のマイクさんに、コーチとして指導されたことがあり「僕、(マダックスの)お兄ちゃんに教わっているので。お兄さんもすごくコントロールが良かったですね。確かに、(マダックスは)背格好が村上に似ていますね」とメジャー時代の思い出を振り返った。
成績が下降気味の前川をプロ初の8番で起用した。その意図を「何かが下がってそうしているのではない。こちらが見ているものと、彼が考えていることを一致させているだけなので。打順が下がっていることでパフォーマンスが落ちているどうこうではないということですね」と説明した。
この日は、体調不良の石井が1軍に昇格。「石井が戻って来たので、バランスが取れるようになってくると思う。戦い方の地盤というのは、まあまあ」と語り、今後の戦いに明るい材料を見出した。