さだまさし「感動しちゃってねえ...」山口百恵さんから引退公演当日に届いたメッセージを明かす
2025年5月12日(月)11時57分 スポーツニッポン
シンガー・ソングライターさだまさし(73)が11日深夜放送のABC・テレ朝系「EIGHT-JAM」に出演。名曲「秋桜(コスモス)」の秘話を披露した。
大正時代に流行した五五調で作ってみようと取り組んだという同曲。序盤の五五調で、嫁ぐ前日の母娘の緊張感を演出。1977年10月、山口百恵さんの第19弾シングルとしてリリースされた。
「百恵ちゃんに何を書くか悩んだんですけどね」と切りだしたさだ。「僕は、(百恵さんは)ずっとこの世界(芸能界)にいない人だという直感があったのね。この人はいつか結婚して出て行くだろうな、と。まだご結婚のウワサもなければ、誰かと交際してるウワサもないころに。当時18歳だから」と、3年後の21歳に引退し、俳優三浦友和と結婚した百恵さんの未来を予感し、同曲を書いたことを明かした。
百恵さんの引退コンサートの日、さだは大阪で自身の公演があり、招待されたが行けず。すると、百恵さんからメッセージが届き、「さださんがこの曲を作ってくれた思いが、やっと分かる日が来ました。本当にありがとうございました」と書かれていたという。「僕は感動しちゃってねえ。この人はこんな配慮ができる人なんだな、と」と当時の心境を語り、「この曲で覚えてるのは、彼女のラストコンサートのメッセージ」と振り返っていた。