春日野親方「相撲協会とともに永遠に...」 春日野部屋設立100周年祝賀会にさだまさしら400人出席
2025年4月29日(火)16時30分 スポーツニッポン
大相撲の春日野部屋設立100周年祝賀会が29日、東京都内のホテルで開かれ、春日野親方(元関脇・栃乃和歌)や八角理事長(元横綱・北勝海)、シンガー・ソングライターのさだまさし(73)ら400人が出席した。
部屋創設から100周年を迎え、春日野親方は「100年は私だけでやったものじゃないけど、切りのいい年に、たまたまなったので責任は感じていた。たまたま、その時にいたものだから運命」と語った。さだまさしは「案山子」や「いのちの理由」などを披露し、会場を盛り上げた。
春日野部屋は、大正時代の1925年に引退した元横綱・栃木山が出羽海部屋から独立して創設。栃錦、栃ノ海の両横綱のほか、近年では大関・栃ノ心らを輩出した。
1935年夏場所から90年間も関取が途絶えていない。部屋からは11年夏場所の栃乃若以来14年ぶりの新入幕を果たした栃大海(25=春日野部屋)は「タイミング良く上がれたかなと思う。歴史を途絶しちゃいけない、そういう使命感はある」と力を込めた。
日本相撲協会も今年12月に100周年を迎える。春日野親方は横綱や優勝力士の輩出にも意欲を示し、「相撲協会とともに永遠に続くものだと考えている。それを支えていかないといけない」と見据えた。