橋下徹氏 斎藤知事に対し連続投稿「これだけ厳格に緻密に削除要請の法的要件を検討するなら自分の疑惑...」
2025年5月16日(金)12時53分 スポーツニッポン
元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(55)が16日、自身のSNSを更新。斎藤元彦兵庫県知事の疑惑を告発した元県幹部の私的情報とされるデータが漏えい、拡散した問題について言及した。
この漏えい・拡散問題で、県職員が関与した可能性が高いとした第三者委員会の報告書について、斎藤氏は14日、「重く受け止める」と記者団に述べた。交流サイト(SNS)などに投稿されたデータの削除要請については「法的なハードルが高い。担当課で対応を検討する」とした。
私的情報データは元県幹部の公用パソコン内にあったとされ、昨年11月下旬以降、政治団体「NHKから国民を守る党」の立花孝志氏らがユーチューブなどに投稿した。
第三者委は立花氏らが投稿した情報や、週刊文春電子版が記事上で配信した告発者に関する録音データなどが県の保有情報と同じかどうかや、漏えいした人物などについて調査。13日に公表した報告書ではデータを同一と認めた上で、漏えいした人物は特定できなかったが、県職員関与の可能性が極めて高いと指摘した。
県は地方公務員法(守秘義務)違反容疑で県警に告発状を提出。文春側への情報提供も対象となり、取材源の秘匿を脅かす恐れがあるとの指摘もあるが、斎藤氏は「報道の自由を侵害する意図はない」と強調した。
橋下氏は、「これだけ厳格に緻密に削除要請の法的要件を検討するなら、自分の疑惑の告発について公益通報者保護法をもっともっと厳格に解釈せなあかんで。知事失格」とつづった。これで前日15日から斎藤氏の対応について5回目の投稿となった。