徳光和夫 王貞治から譲り受けた「最後のホームラン」バット...驚きの鑑定額に「怖くなっちゃいまして」
2025年5月17日(土)14時13分 スポーツニッポン
フリーアナウンサー徳光和夫(84)が17日、ニッポン放送「徳光和夫 とくモリ!歌謡サタデー」(土曜前5・00)に出演。ソフトバンク・王貞治会長(84)のバットについて語った。
アシスタントの石川みゆきアナが、13日に放送されたテレビ東京「開運!なんでも鑑定団」で「巨人がV9を達成した試合のウイニングボールを鑑定した結果、いくらの値段がついたでしょうか」とクイズを出題。「持ち主は当時の巨人のトレーニングコーチ鈴木章介さん、ウイニングボールには川上監督、王さん、長嶋さんをはじめ、主力選手21人のサイン入り」と紹介された。
徳光は「320万」と回答するも正解は「1000万」。「あくまでも鑑定額。もしオークションにかけられたらもっといったんじゃないかな」と石川アナが伝えると徳光も「いってたね」と共感していた。
「今から30年くらい前に、今シーズンで王さんが多分お辞めになるんじゃないかなと思ったんで、サイン入りのバット欲しいなと思って、王さんにシーズン始めに申し上げた」と回顧。「そうしましたら、当時、王さんのマネジャーやってた人が“これ王さんからです”って言ってくださった。見たら“868号”って書いてあって“王貞治”って書いて“徳光和夫”って書いてあった」と解説して、王会長が最後の868号ホームランを打った貴重なバットを譲り受けたと振り返った。
「“これ最後のホームラン打ったバットだよ”みたいなことを軽く言うもんだから、みんなに書いてるんだろうと思って」その真意を確かめるべく「『鑑定団』に出してみようと思って出した」と回顧。2人の鑑定士のうち「1人はスポーツ鑑定を専門にやっている人」だったといい「“王貞治”のサインが本物かどうか、これはまず本物だと。このバットが最後のホームランを打ったんだとすると…“徳光和夫様”って送られた人の名前が書いてあること」を見事クリアし、その価値を認められたと語った。
もう1人の鑑定士はそのバットを作成した人物だったして「間違いなくこれは最後のバット。王さんは年間10本から20本くらいのバットを使う。“最後のシリーズで使ったバットなので間違いなく868本っていう最後のホームランを打ったバットでしょう”ってことになった」と説明。「その時、30年前で500万ってついた。スポーツ鑑定士の人が言うには“これは世界各国にマニアがいる。アメリカでも王貞治さんは特別な存在。これをもし全世界にオークションに出したら億は行く”って」と「すっかり怖くなっちゃいまして」と明かした。
「王貞治ベースボールミュージアム」への進呈を、王会長に進言するも「“徳光さんにそういう気持ちがあるなら、野球博物館の方に進呈してくれ”と」返答があったという。その言葉を受け「もうまもなく、野球博物館の方に進呈しようかなというふうに思います」として「持ってるだけで怖くなっちゃうので」と冗談を交えて笑いを誘っていた。