コージー冨田 ほとんど目が見えないための弊害明かす「19年から出てきた俳優の顔がわかんない」
2025年5月24日(土)19時40分 スポーツニッポン
タモリや笑福亭鶴瓶のものまねでおなじみのものまねタレントのコージー冨田(58)が24日配信のABEMA「ABEMAエンタメ」の密着企画「NOMAKE」に出演。現在はほぼ目が見えなくなっている状態だが、ものまねの舞台に立ち続ける理由を明かした。
26歳で糖尿病の診断を受けたコージーは、40歳ごろに神経障害で足の感覚がなくなり、インスリン注射の治療を開始。52歳の時に腎機能が低下し、人工透析を開始。その後、目がほとんど見えなくなっていったという。
コージーは「昔はリハなんてやらなかった。リハなんてやらなくてもできますから」と言うが、今では「やらないと、どこが真ん中なのか、どこは袖なのか、どこに階段があるのかとかって全部確認しておかないと」と言いながら、ものまねの舞台に立ち続けている。
また、100人以上のレパートリーを持つコージーだが、視力が低下してからは新たなレパートリーを増やすことが難しくなったと明かした。「2019年から出てきた俳優の顔がわかんないとかね。それまではわかるんですよ全部ね。例えば広瀬すずとか、わかりますよ、もちろん。伊藤沙莉もわかるわかる。浜辺美波はちょっとわかんないとか。そこからもう。その時は、もう見えてなかったんで」と語った。
ショーでは見えていないが「見えている風で。あまり心配をかけないようにやってはいます。それがもう最後の意地というか、意地です。まだできるよっていうね」と言い「不思議なもので、皆さんの笑い声や拍手を聞くと元気が出るんですよね。ポジティブに考えてもらいたいというか、病気になってでも、元気に頑張っているやつもいますよって。病気を理由に、辞めたくないっていうのはあるんですね」と思いを吐露。
さいごにコージーにとってものまねはと聞かれ「もう生きがいです。ものまねというより、ものまねショーが生きがいですね。よく“舞台の上で死にたい”って言うじゃないですか。あの気持ちがよくわかりますね。今になって」と語った。