弟弟子争奪!?熾烈な“兄弟対決”は菅井竜也八段に軍配!会場に響いた「っしゃー!」にファン爆笑「ドヤァの菅井」/将棋・ABEMAトーナメント2025
2025年5月25日(日)10時0分 ABEMA TIMES

“兄弟”がバチバチに争う名場面が生まれた。将棋界の早指し団体戦「ABEMAトーナメント2025」のドラフト会議の模様が5月24日に放送された。一巡目指名では、藤本渚六段(19)を巡って同門の稲葉陽八段(36)と菅井竜也八段(33)が熾烈なくじ引きバトルを繰り広げることに。菅井八段が見事当たりくじを引き当て、「っしゃー!」とドヤ顔を披露したシーンには、ファンから多数の反響が寄せられることとなった。
一巡目指名で最も盛り上がりを見せたのは、藤本六段を巡る熾烈な争いだ。藤本六段といえば、公式戦での躍進はもちろん前回大会のABEMAトーナメント優勝のチーム稲葉のメンバーで個人二冠に輝いた若手有望株だ。前年と同じチーム構想を描いていた稲葉八段に立ちはだかったのが、同じ井上慶太九段(61)門下の菅井八段だった。
菅井八段は今年行われた「ABEMA地域対抗戦」のチーム中国・四国で藤本六段とチームメイトに。作戦会議室で熱心に検討し合う様子が見られるなど、こちらも弟弟子に厚い信頼を寄せていた様子だった。
そうなれば指名重複は必然!?稲葉八段と菅井八段は、重複が被ると互いに顔を見合わせ苦笑い。全員が同じ井上一門で、兄弟子2人が弟弟子を奪い合う構図に、全将棋ファンがその動向を見守ることとなった。予備抽選を経て行われた本抽選では、菅井八段が当たりくじを引き当てることに。当たりマークの描かれたカードを稲葉八段に掲げ、「つしゃー!」との声とともに弾けるような笑顔を見せつけることとなった。
この熾烈な兄弟対決の模様に、ファンは大爆笑。ABEMAの視聴者からは「可愛いwww」「みせつけていく」「菅井さんよかったね」「ナイスガイ嬉しそう」「本気でワロス」「ドヤァの菅井」「菅井マジで嬉しそう」「仁義なき戦い」「ガイス—したり顔」「リアクションw」と大量のコメントが押し寄せることとなった。
これにより、藤本六段はチーム菅井入り。稲葉八段はハズレ1位で、同門で昨年の優勝メンバーでもある上野裕寿五段(22)を指名することとなった。
◆ABEMAトーナメント2025 第1、2回が個人戦、第3回から団体戦になり今回が8回目の開催。ドラフト会議にリーダー棋士7人が参加し、2人ずつを指名、3人1組のチームを作る。残り1チームは指名漏れした棋士が3つに分かれたトーナメントを実施し、勝ち抜いた3人が「エントリーチーム」として参加、全8チームで行われる。予選は4チームずつ2リーグに分かれ、上位2チームが本戦トーナメントに進出する。試合は全て5本先取の9本勝負で行われ、対局は持ち時間5分、1手指すごとに5秒加算のフィッシャールールで行われる。優勝賞金は1000万円。
(ABEMA/将棋チャンネルより)