岡田将生&鳴海唯ら出演『アフター・ザ・クエイク』第27回上海国際映画祭Asia Now部門正式出品
2025年5月26日(月)18時0分 シネマカフェ
『アフター・ザ・クエイク』©2025 Chiaroscuro / NHK / NHKエンタープライズ
本作は、主演に岡田将生、鳴海唯、渡辺大知、佐藤浩市を迎えた、村上春樹の短編集「神の子どもたちはみな踊る」をベースにした物語。1995年の阪神・淡路大震災以降、別の時代・場所で喪失感を抱える4人の人生が交錯しながら、2025年までの30年を描き出す。
今回本作が出品された“Asia Now部門”は、アジアの優れた新作映画を特集する、今年から新たに設立された部門。日本での公開に先駆け、本作の監督・井上剛が上海へ飛び立つ。
これがワールドプレミアとなる映画祭への参加について、井上監督は「本映画祭への出品が叶い、この映画を共に悩みながら格闘し作ってきたキャスト・スタッフの喜ぶ顔が浮かびとても嬉しく思いました」と喜びのコメントを寄せている。上映後には、井上監督によるQ&Aも実施予定だ。
併せて到着した場面写真は、30年間に点在する主人公たちの人生が切り取られた。
1995年、震災のニュースを見つめ続ける未名(橋本愛)の後ろに立ち尽くす小村(岡田将生)や、2011年、焚き火を続ける三宅(堤真一)と共に時を過ごす家出少女・順子(鳴海唯)。
2020年、不在の父親の存在について疑問を抱いていた善也(渡辺大知)が、電車内で父親らしき男と出会うシーン。2025年、漫画喫茶で暮らす片桐(佐藤浩市)が、“かえるくん”と対峙する場面も到着した。
『アフター・ザ・クエイク』は10月3日(金)よりテアトル新宿、シネスイッチ銀座ほか全国にて公開。