藤井名人 地下鉄飛車を稼働 第5局1日目 永瀬九段は封じ手時刻からなお10分考慮

2025年5月29日(木)19時3分 スポーツニッポン

 ◇第83期7番勝負 第5局1日目(2025年5月29日 茨城県古河市「ホテル山水」)

 将棋の藤井聡太名人(22)=王将を含む7冠=に永瀬拓矢九段(32)が挑む第83期7番勝負(毎日新聞社、朝日新聞社主催)は29日、茨城県古河市の「ホテル山水」で第5局1日目が始まり、戦型は先手・永瀬の角換わりへ進んだ。封じ手時刻の午後6時半、66手まで進み、手番の永瀬が67手目をさらに10分考えて封じて、1日目が終了した。

 昼食休憩明けの午後1時からは両者最善形を求め、手待ちを織り交ぜながらの戦いとなった。それでも右王を選択した藤井は66手目、8筋から2筋への地下鉄飛車を稼働。歩交換をすでに済ませ、向き合った永瀬飛車へ圧力をかける構えを示した。

 消費時間は持ち時間9時間から永瀬が4時間8分、藤井は3時間48分消費した。2日目は30日午前9時、同所で指し継がれる。

スポーツニッポン

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