藤井聡太名人、防衛3連覇決めるか!永瀬拓矢九段が連勝で踏ん張るか 注目の“古河対局”再開/将棋・名人戦第5局
2025年5月30日(金)9時6分 ABEMA TIMES

将棋の第83期名人戦七番勝負第5局は5月30日、挑戦者の永瀬拓矢九段(32)が前日に封じた67手目が開封され、藤井聡太名人(竜王、王位、王座、棋聖、棋王、王将、22)の手番で再開された。
古河市合併20周年の記念事業として開催されている名人戦第5局。シリーズは佳境に突入しており、藤井名人が本局で決着をつけるか、前局に勝利した永瀬九段が踏ん張るのか大きな注目が集まっている。
注目の一戦は、角換わりの出だしから後手の藤井名人が右玉を志向。繊細で複雑な序盤戦から、じっくりと互いの構想を探り合う展開となった。ABEMAで解説を務める梶浦宏孝七段(29)は、「千日手となるのかが2日目の最初のポイント」とコメント。この後の展開に注視している様子だった。
封じ手の開封から始まった第5局2日目。永瀬九段が前日に48分かけて封じたのは、飛車回りの一手だった。解説の梶浦七段にとっては「全然考えていなかった」といい、「(千日手の)打開を目指した手。これは藤井名人も意表を突かれたのでは」と印象を語っていた。
藤井名人が防衛3連覇を決めるのか、永瀬九段が踏ん張り第6局へ向かうのか。再開直後の進行から目が離せない。持ち時間は各9時間の2日制。
(ABEMA/将棋チャンネルより)