槙野智章氏 「不完全燃焼に終わった」クラブW杯 大会に臨む浦和、かつての僚友に熱きエール
2025年5月30日(金)11時2分 スポーツニッポン
世界最強クラブ決定戦「FIFAクラブワールドカップ2025」の開幕を目前に控え、スポーツ・チャンネル「DAZN(ダゾーン)」が放送する特別番組「この夏歴史が変わる!FIFAクラブW杯学」(6月7日放送)の囲み取材が29日に都内で行われ、サッカー元日本代表の槙野智章氏(38)が出席した。
国際サッカー連盟(FIFA)が主催する「FIFAクラブワールドカップ」は、クラブチームによるサッカーの世界選手権大会。今年度は、6月14日から7月13日にかけて全6カ国から32チームが米国で激戦を繰り広げる。日本からは2022年の「AFCチャンピオンズリーグ(ACL)」を制覇し、アジア王者の座を勝ち取った浦和レッズが出場する。
槙野氏は浦和レッズ在籍時の2017年、同大会に出場。大会の規模の大きさや出場選手のレベルの高さを肌身で感じた。結果は、当時「黄金期」だったレアル・マドリード(スペイン)との一戦を目前に、ウィダード・カサブランカ(モロッコ)に2-3で敗れ、5位。「ちゃんとクラブワールドカップを経験してるかっていうとあまりできていない」と悔しさを残し「不完全燃焼に終わった大会」と記憶している。
だからこそ、かつての所属チームの挑戦には、羨望と期待が入り交じり「どういうふうなプレーを出してくれのかは楽しみかな」と言う。特に「“世界最高のストライカーのシュートを止めたい”と言っていたので、シュートセーブ、シュートストップを見たい」とGK西川周作に注目する。1学年上ながらも、いまだ現役で活躍し続ける守護神の躍動を願った。
見どころは、世界屈指のスラッガーが織りなす華麗なプレーだけではない。「選手達、実は大会前に“勝ったらいくら。次のステージいくら”というのを話される」と元選手ならではの着眼点も。金銭はプロとしての評価、そして結果の対価でもある。「選手のモチベーションでもあると思うので、そこに対して選手がどう向き合っていくのかもポイントだと思う」と語った。
この日は「見取り図」盛山晋太郎、サッカー元日本代表FWの柿谷曜一朗氏、元サッカー選手の林陵平氏、元BiSHでタレントのハシヤスメ・アツコ、「FANTASTICS」中島颯太も登壇。大会に向けて、トークを繰り広げた。