ジム・ジャームッシュ監督特集、新ビジュアルを『パターソン』大島依提亜が制作

2021年6月11日(金)11時30分 シネマカフェ

「JIM JARMUSCH Retrospective 2021」チラシビジュアル組写真

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ジム・ジャームッシュ監督初となる大規模な特集上映が、7月2日(金)より3週間限定で都内のミニシアター4館にて開催。この度、ジャームッシュ監督『パターソン』『デッド・ドント・ダイ』や、『ミッドサマー』『万引き家族』などを手掛けてきた大島依提亜氏のデザインにより新しいポスター&チラシビジュアルを制作した。

1986年に日本で劇場公開された初期三部作『パーマネント・バケーション』『ストレンジャー・ザン・パラダイス』『ダウン・バイ・ロー』から35年の時を経て、ジャームッシュ監督の初期作から最新作まで豪華12作品が一挙スクリーンで公開する今回の特集上映。1980、90年代のミニシアターブームの中心地、新宿、有楽町、渋谷、吉祥寺の映画館をジャック、さらに全国順次公開予定となっている。


この度、初の大規模特集上映にあたり、ポスタービジュアルとチラシビジュアルを新たにオリジナルで制作。ポスターは『ストレンジャー・ザン・パラダイス』をベースに、上映作品12作品のタイトルを配置。チラシは12作品分それぞれ違うデザインを施した。


デザインは、大島氏が1986年の初期三部作『パーマネント・バケーション』『ストレンジャー・ザン・パラダイス』『ダウン・バイ・ロー』の公開時のビジュアルにオマージュを捧げたもの。35年の時を経て蘇らせた大島氏から、今回のデザインにあたっての思いとジャームッシュへの愛溢れるメッセージが到着した。


大島依提亜氏 コメント
思い返せば、映画沼にどっぷり浸かるきっかけ(その作品に衝撃を受けて一時は監督を志していたほど)となった敬愛するジム・ジャームッシュ。
今回、幸運にもその作品が一堂に会する祭典に携わることになり、本来ならばビジュアルを一つ作れば良いところ、せっかくなので、12作品それぞれを新たにデザインしたいと自ら提言してしまった(墓穴)。

こうして、個々の作品を改めて見つめ直してみれば、脱獄もの、西部劇、殺陣、ヴァンパイア奇譚、ゾンビホラー…といった、ジャームッシュ作品の中に色々なジャンル映画が内包されていて、このレトロスペクティブを通して、映画自体を包括できるような多様性がある(なのでとてもお得)。
それでいて、“ジャームッシュ映画”という他ない、一つのジャンルとしてのオリジナリティが全作品を貫いているのがまたすごい。

かつての自分がそうであったように、その後の人生を大きく左右してしまうほどのガツンとしたジャームッシュ作品との遭遇をぜひ若い人に。


なお、チラシは各劇場で上映するタイトルのみを設置予定となっている。

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