イーサン・ホーク「かなり奇妙な男」を演じた『ストックホルム・ケース』を語る

2020年10月30日(金)13時0分 シネマカフェ

『ストックホルム・ケース』 (C)2018 Bankdrama Film Ltd. & Chimney Group. All rights reserved.

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イーサン・ホークと『ブルーに生まれついて』ロバート・バドロー監督が再タッグを組んだ『ストックホルム・ケース』。この度、公開日11月6日に50歳の誕生日を迎えるイーサンの映像インタビューが解禁された。



囚われたはずなのに、犯人に連帯感や好意的な感情を抱いてしまう心理学用語「ストックホルム症候群」の語源となった銀行強盗事件を描く本作。「普通の人は銀行強盗をしない。犯人が“いいヤツら”と言われても、普通は強盗したり銃で脅したりしない。銀行強盗の目的が金ではないので、かなり奇妙な男だとすぐに気づく」と、“本当の犯人”について言及するイーサン。


「僕は再現ドラマやドキュメンタリー作品を作るつもりはなかった。僕は実際の犯人とかなり違うし、状況もよく理解できない。ただ事実を伝えるだけでは映画にならないんだ。観客が何に共通点を見出し、何に興味を引かれるか考えるべきだ。現代ではいろいろな方法で事実を確認できる。我々の仕事は物語を芸術作品として伝えることだ」と、熱く語る。


そして、「ロバートと数年前に仕事をしたのでお互いの考えはよく理解ができた。彼は僕の演技を信じて、僕も彼を信じてついていった。どちらかが話の筋が通る境界線にいて、もう1人ははみ出さないように見張っていた」と監督との信頼関係を明かす。順通りの撮影については「興奮状態で銀行強盗を演じ、ひとつのセットで撮影が続く時間を追った撮影はやりやすかった」とふり返っている。


『ストックホルム・ケース』は11月6日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷、シネマート新宿、アップリック吉祥寺ほか全国にて公開。

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