『エクソシスト 信じる者』で恐怖の裏にあるドラマを見せる、トニー賞受賞俳優レスリー・オドム・Jrに注目

2023年10月30日(月)17時0分 シネマカフェ

『エクソシスト 信じる者』© Universal Studios. All Rights Reserved.

写真を拡大

『エクソシスト 信じる者』より、オリジナル版のファンであることを公言しているレスリー・オドム・Jrからコメントが到着。出演が決まった際のエピソードや、作品の魅力について語っている。

ホラー映画の金字塔『エクソシスト』(1974年日本公開)の恐怖を、50年後の時を経て再び蘇らせた本作。先日、日本での公開に先駆け全米で封切られ、週末のオープニング成績が2649万7600ドルを突破し、見事初登場1位に輝いた。また全米とともに公開となった世界52のマーケットにおいても、イギリス、メキシコ、スペイン等で1位を獲得するなど、話題を席巻中だ。(Box Office Mojo 調べ)

本作で、悪魔にとり憑かれてしまった少女の一人、アンジェラの父親を演じているのが、トニー賞受賞のミュージカル俳優レスリー・オドム・Jr。10代の頃からブロードウェイにて精力的に活動し、現在は映画・テレビドラマなど多方面で活躍している。

2015年のブロードウェイの大ヒットミュージカル「ハミルトン」で主人公アーロン・バー役を演じ、アメリカの演劇界で最も権威ある賞であるトニー賞にてミュージカル主演男優賞を受賞し、一躍スターダムへと駆け上がった。映画作品では『オリエント急行殺人事件』(17)や『あの夜、マイアミで』(20)、『ナイブズ・アウト:グラス・オニオン』(22)など幅広いジャンルの作品へと出演し着々とキャリアを積み重ねている。

そんなレスリーが本作で演じるのは、写真家として働きながら、13年前に亡くなった妻が残した最愛の娘アンジェラ(リディア・ジュエット)を1人で育てているシングルファーザーのヴィクター。娘のために温かい家庭を築けるよう日々最善を尽くしてきたが、ある日、アンジェラと親友のキャサリン(オリヴィア・オニール)が3日の間行方不明になったのち、どこか怪しげな様子で帰ってきたことにより、自身のトラウマと向き合いながら未だかつてない恐怖と対峙することとなる。

監督のデヴィッド・ゴードン・グリーンはヴィクターの役柄について「ショッピングセンターの写真館で家族写真などを撮っているけど、もっとクリエイティブな環境で自分を表現したいと心の底では思っている。彼にはアンジェラが全てで、コミュニティーや隣人、教会や信仰から距離を置き、周囲から孤立している。娘を守ることだけに自分の全てを注ぎ込んでいるんだ。だから事件が起きたことで、彼の世界観は根底から覆されることになる。コミュニティーと関わりを持ち、世界の見方が変わり、娘に自由を与えるよう変化していく」と語り、事件を通して変わりゆく彼の心情の変化を解説する。

また、レスリーにとってヴィクター役を演じることはまさに千載一遇のチャンスだったようで、「僕は筋金入りの『エクソシスト』のファンなんだ。この作品で俳優が体現している特異性—真実、人間性、絶望—は本当に素晴らしい。デヴィッド・ゴードン・グリーンがこの作品を作ると聞き、すぐに僕のエージェントにメールで『これこそ夢のプロジェクトだ』と伝えたよ。それから7〜8か月後に出演が決まったと電話を受けた。まるで『エクソシスト』ファン・コンテストで優勝した気分だったよ。オリジナル版での俳優の感情表現が、本作にもしっかり根付いていることを意識した」と、ホラーの金字塔への参画が決まったことへの喜びをふり返っている。

『エクソシスト 信じる者』は12月1日(金)より全国にて公開。

シネマカフェ

「ドラマ」をもっと詳しく

「ドラマ」のニュース

「ドラマ」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ