新型コロナ、世界の平均寿命を1.6年縮める―米研究機関

2024年3月14日(木)5時0分 Record China

中国メディア「新浪熱点」の公式ウェイボーは13日、新型コロナウイルス感染症が世界の平均寿命を1.6年縮めたことが、米ワシントン大学保健指標評価研究所の研究で分かったと投稿した。

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中国メディア「新浪熱点」の公式微博(ウェイボー)は13日、新型コロナウイルス感染症が世界の平均寿命を1.6年縮めたことが、米ワシントン大学保健指標評価研究所(IHME)の研究で分かったと投稿した。



投稿によると、医学誌ランセットに掲載された報告書の共同筆頭著者であるIHMEのオースティン・シューマッハ氏は、「世界中の成人にとって、新型コロナのパンデミックは、紛争や自然災害など、この半世紀に見られたどの出来事よりも深刻な影響を与えている」とし、「このパンデミック中に世界204カ国・地域の84%で平均寿命が短縮した。これは新型コロナの壊滅的な潜在的影響を示している」と述べた。



報告書によると、2020年から21年にかけて、全死因死亡率は男性が約22%、女性が約17%にそれぞれ上昇した。直接的または間接的に新型コロナに起因する超過死亡数は約1590万人で、世界保健機関(WHO)の以前の推定を100万人上回った。世界の平均寿命は1950年から2021年にかけて49歳から約72歳へと約23年伸びたが、2019年から21年にかけて1.6年短縮した。



この投稿について、「以前は年中病気にならなかったが、今では年中せきが出る」「われわれは定年退職まで生きられるのだろうか」「今では病気になったのが、風邪によるものなのか、新型コロナなのか、それともインフルエンザA型なのかB型なのか、よく分からなくなってしまった」「平均寿命が縮まり、定年退職年齢が引き上げられ、払った年金保険料が無駄になる」などのコメントに多くの共感が寄せられた。(翻訳・編集/柳川)

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